“セブン”で地デジで省スペース! 6万円台でこれだけそろう「Lm-iS400S-AM」:2009年PC秋冬モデル(1/2 ページ)

» 2009年11月05日 17時23分 公開
[兼子忍,ITmedia]

 A4用紙に隠れるほどのウルトラコンパクトPCから高性能なゲーミングPCまで、幅広いラインアップをそろえるマウスコンピューターは、最新Windows OS「Windows 7」の登場にあわせて、設置性に優れた省スペース型筐体に地上デジタルテレビチューナーを標準装備する「Lm-iS400S-AM」を発売した。一般ユーザーがPCで行う作業に必要な性能を満たしつつ、地上デジタルテレビ放送の視聴と録画に対応し、さらに標準構成なら6万円台で購入可能という、抜群のコストパフォーマンスを誇る製品である。

Intel 4シリーズを採用し低価格と実用的な性能を両立

省スペース筐体の地デジPC「Lm-iS400S-AM」

 本機の基本システムは、チップセットにIntel G43 Expressを採用している。CPUはCore 2 Duo E7500(2.93GHz)で、BTOメニューではCore 2 Duo E8400(3GHz)と省電力版のCore 2 Quad Q9550S(2.83GHz)も用意されており、予算やニーズに応じた選択が可能だ。

 同社のラインアップには、より高い性能を求めるユーザーに向けて最新のクアッドコアCPUであるCore i7/i5を採用するモデルも並んでおり、そちらに比べると本機の基本スペックに目立つ部分はない。ただし、Core 2 Duo/Core 2 Quadは現在もメインマシン用のCPUとして十分に通用する実力を備えており、オフィススイートを使った文書作成や趣味の範囲での動画編集など、ごく普通の用途であれば性能に不満を持つことはまずない。むしろ、低価格と過不足のない性能を両立する手段として、Intel G45 Expressの選択は「アリ」だろう。

CPUには標準でCore 2 Duo E7500(2.93GHz)が搭載される。BTOではCore 2 Duo E8400(3GHz)と、省電力版クアッドコアCPUのCore 2 Quad Q9550S(2.83GHz)も選択できる

 BTOメニューを見ると、基本システムでは、上記のCPUに加えてメモリとHDD容量の変更が可能だ。メモリは4Gバイトと2Gバイトからの2択だが、本機のOSは32ビット版のWindows 7 Home Premiumで固定となっているため、最大容量の4Gバイトを選択しておけば問題はない。一方、HDD容量は最小250Gバイトから最大2Tバイトまで、4段階からの選択となり、容量にかかわらずシリアルATA接続のドライブ(7200rpm)が搭載される。標準構成でも750Gバイトと不足のない容量を持つが、地デジの標準搭載を生かしてテレビ番組を録り貯めておき週末にまとめて視聴する、といった用途であれば、1.5Tバイト(+1万1550円)や2Tバイト(+1万5750円)といった大容量ドライブを選んでおくのもいいだろう。

 光学ドライブにはDVDスーパーマルチドライブ(DVD±R DL記録対応)が標準搭載されている。ほかにDVD-ROMドライブを選択することもできるが、ダウングレードしても価格の割引きはないので、個人ユーザーがあえてこちらを選ぶするメリットは皆無だ(SOHO用途なら記録型ドライブの搭載を制限したい場面もあるだろうが)。また、グラフィックス機能はIntel G43 Expressチップセット内蔵のIntel GMA X4500を利用する仕様で、BTOメニューにグラフィックスカードの選択肢は用意されていない。

設置面積を抑えつつ最小限のアップグレードパスを確保した省スペース筐体

 スリムケースを採用する本体は、横幅のサイズが100ミリ、奥行きが393ミリと省スペースで、机の上にも無理なく設置できるサイズだ。また、364ミリという高さも19型クラスのワイド液晶ディスプレイとほぼ同程度のため見た目の圧迫感はほとんど感じない。なお、付属のゴムシールを筐体の側面に張り付けることで、横置きにも対応する。

 ケース内部は、容量250ワットの電源ユニットを最下部に置き、その上にMicro ATXマザーボードが固定されている。ドライブベイは5インチベイと3.5インチベイ、HDD専用ベイを1基ずつ搭載するが、5インチベイは光学ドライブ、3.5インチベイはメモリカードスロット(メモリースティック、SDメモリーカード、コンパクトフラッシュ、スマートメディア対応)が装着済みで、出荷時の状態ですべてのドライブベイが使用済みとなっている。

本体前面/背面/左側面。BTOでは本体カラーを評価機が採用するブラックのほかにホワイトを選択することも可能で(+2,100円)、光学ドライブなど一部のパーツも本体カラーにあわせたカラーバリエーションが用意される

Intel G43 Expressチップセットを搭載するマザーボードを採用する。拡張スロットはPCI-Express x16とPCI-Express x1のほか、2基のPCIスロットも備える

 一方、拡張スロットはPCI-Express x16と同x1を1基ずつ備えるほか、PCIスロットも2基搭載されている。出荷状態ではPCI-Express x1スロットにAVerMedia製デジタルテレビチューナーカードが装着済みで、これらを除く3基の拡張スロットをアップグレードパスとして利用できる。搭載可能な拡張カードがLow Profile仕様に限定されるほか、電源容量も小さいため、搭載できるカードを選ぶという問題はあるものの、購入後に機能追加の余地を残している点には好印象を持った。

 ただし、縦置き時の左側面と底面、天面が一体となったコの字型のカバーは背面の3カ所をネジ止めされているほか、ドライブ類や拡張カードの固定にもネジが使われている。さらに、メモリースロットの真上には光学ドライブが搭載されるため、作業スペースを確保するために光学ドライブを外す必要があるなど、いざメンテナンスを行う際にはわずらわしさを感じる部分も少なくない。拡張性の乏しさは省スペース型筐体共通の問題とはいえ、ある程度割り切る必要があるだろう。

 筐体前面は、上部右側のカバー内に2基のUSB 2.0端子とヘッドフォン出力端子、マイク入力端子を搭載する。また、上部右側の光学ドライブと、下部右側のメモリーカードスロットもカバーの中に収納されており、これらのカバーをすべて閉じた状態での見た目は非常にすっきりとしている。背面端子は、ディスプレイ接続用のDVI-I出力と4基のUSB 2.0、ギガビットLAN、サラウンドスピーカー接続用を含むサウンド入出力端子に加え、アナログRGB出力端子や2基のPS/2端子、パラレルポートといった、いわゆるレガシーポートも備わっている。なお、本機の付属品にはDVI-I→HDMI変換コネクタが含まれており、市販のデジタルテレビをPC用ディスプレイとして利用することも可能だ。

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