“セブン”で地デジで省スペース! 6万円台でこれだけそろう「Lm-iS400S-AM」2009年PC秋冬モデル(2/2 ページ)

» 2009年11月05日 17時23分 公開
[兼子忍,ITmedia]
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リモコンを使って快適に操作できる地上デジチューナーを装備

AVerMedia製のデジタルテレビチューナーカード(1波)を採用している

 地デジの視聴/録画機能は、PCI-Express x1スロットに搭載されたAVerMedia製デジタルテレビチューナーカード(地上デジタルテレビ放送のみの1波対応)と、Windows 7 Home Premiumが標準装備するマルチメディア統合ソフト「Windows Media Center」の組み合わせにより提供される。パッケージに同梱されるリモコンとUSB接続の受光ユニットを使って、キーボードやマウスから離れた場所からでも視聴と録画の操作を行えるので、通常のデジタルテレビと同様にくつろいだ姿勢で番組を楽しめる。

 また、テレビ機能のセットアップに特別な操作や設定は必要なく、本体背面からデジタルテレビチューナーユニットにB-CASカードを差し込み、変換アダプタを経由して同軸のテレビアンテナケーブルとテレビチューナーを接続するだけと手軽だ。

 ライブ放送の視聴画面とEPG画面、録画済番組の一覧表示は、リモコンの最上段に置かれた「ライブテレビ」「番組ガイド」「テレビ録画」の各ボタンを押すだけのワンタッチ操作で表示できる。EPGに表示されるリストから番組を選んでの録画予約や、録画中の番組を冒頭から再生する「追っかけ再生」といった基本的な機能も利用可能だ。なお、リモコンからワンタッチでテレビのライブ画面を表示するには、Windows Media Centerが起動していない状態で約9秒の時間を要したほか、チャンネル切り替え時間も3秒程度と、専用のデジタルテレビに比べ若干だが反応が遅れる印象を受けた。もっとも、ライブ画面の表示時間については、テレビ視聴/録画ソフトにWindows Media Centerを採用した製品に共通する問題であり、本機だけが特に表示に時間がかかるわけではない。

EPGでは1局あたり最大3編成分の番組表を2時間分表示できる。リモコンの上下カーソルボタンで局の選択、左右カーソルボタンで表示する時間帯の移動が可能だ。一度に表示される局数は3〜4局(画面=左)。EPGから任意の番組にカーソルを合わせ、リモコンの決定ボタンを押すと、その番組の概要が表示される。予約録画を行う場合、ここから「録画」ボタンを押すことで、予約リストに登録される。連続ドラマなどを毎回録画する「シリーズ録画」も利用可能だ(画面=右)

録画したテレビ番組の管理は「録画一覧」画面で行う。録画済み番組がサムネイル表示され、録画日の順、タイトル順、元の放送日の順でソート表示することが可能だ。さらに、この画面から録画予約の一覧表示を呼び出せるほか、番組検索やキーワード自動録画に対応した予約登録画面に移動することもできる(画面=左)。マウスを使ってテレビ機能を起動するには、Windows Media Centerのメインメニューから「Media Centerテレビ」内の「テレビを見る」をクリックする。また、リモコンを使ってWindows Media Centerを終了する場合、メインメニューの「タスク」から、「シャットダウン」「終了」の順に選択する。リモコン中央の緑のスタートボタンを押せば、メインメニューを呼び出せる(画面=右)

 本機のテレビ機能は手軽な半面、シングルチューナーのため録画中の裏番組視聴はできないなど基本的な内容にとどまるが、1台の液晶ディスプレイでPCとテレビの両方を兼ねたり、Windows Media Centerをウィンドウモードに切り替えて、PCで作業をしながらテレビ番組を見るなど、部屋のスペースを有効活用できるメリットがある(この際、アスペクト比を保ったままテレビウィンドウのサイズを調整し、作業用のデスクトップ領域を確保することもできる)。自室で“ながら見”をしつつPCで作業をするといった用途では、本機のテレビ機能は十分に役立つだろう。

グラフィックス以外は弱点のないシステム性能

 今回メーカーより借り受けた評価機は、CPUにCore 2 Duo E7500(2.93GHz)を採用し、4Gバイトのメモリと750GバイトのHDD、DVDスーパーマルチドライブを搭載した標準構成モデルだ。グラフィックス機能がチップセット内蔵コアとなるため、3D描画性能に関して高いパフォーマンスは期待できないが、AeroシェイクやAeroプレビューといったWindows 7で新たに追加された操作や、オフィススイートの活用、テレビの視聴/録画といった用途なら軽快な動作が期待できる。

Windowsエクスペリエンスインデックス

 この評価機を用いて、Windows 7に搭載されるWindowsエクスペリエンスインデックスとPCMark05、3DMark06、Final Fantasy XI オフィシャルベンチマーク3の計測を行ったので、その結果を掲載すると同時に簡単な評価を行っていこう。

 まず、Windowsエクスペリエンスインデックスの結果は、ゲーム用グラフィックスが3.5、グラフィックスが4.4とやや振るわなかった。もっとも、これはGMA X4500の性能を考えれば当然の結果だろう。一方、CPUとメモリ、プライマリハードディスクのスコアは6.4〜5.9をマークしており、3Dゲーム以外の用途であればほとんどの作業をストレスを感じることなくこなせるはずだ。PCMark05のスコアもエクスペリエンスインデックスと同じ傾向で、総合スコアのPCMarksは5712と特筆するほどではないものの、通常の用途なら快適な操作性が得られることを示す結果となった。

 一方で3Dグラフィックス性能を測る3DMark06とFinal Fantasy オフィシャルベンチマーク3の計測結果は、チップセット内蔵グラフィックスの限界から、低めの値にとどまっている。詳細な結果はグラフにゆずるが、実際のゲームの動作状況を示すFinal Fantasy オフィシャルベンチマーク3のスコアが低解像度設定でも4000台半ばで足踏みしている点から、ゲーム用PCとして期待はしないほうがいいだろう。

PCMark05(画面=左)、3DMark06(画面=中央)、FFベンチ(画面=右)

本当に必要な性能を低価格で提供する、ベストバランスの1台

 Core i7/i5搭載機が並ぶ同社のWindows 7搭載モデルでは、本機の基本スペックに輝かしいところは見られない。しかし、必要にして十分な性能とリモコンで簡単に操作できる地上デジタルテレビ機能を備えたPC本体が、6万9930円という手ごろな価格で入手でき、省スペース筐体ならではのコンパクトな設置性を得られる本機は、個人用PCに求められるポイントをうまく突いた1台といえる。Windows 7の登場を機に限られた予算でPCを新調したいと考えているなら、ぜひ本機に注目してほしい。

「Lm-iS400S-AM」をマウスコンピューター直販サイトで購入する
地上デジタル放送に対応し、写真、音楽、映画など、さらにエンターテイメント機能を強化したWindows Media Centerを搭載したモデル。


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