ソースネクストは12月7日、Windows 7への環境移行を支援する施策として、Windows 7乗り換え方法を解説する専用ページを開設した。Windows 7への乗り換えを推進するとともに、同需要によるソフトウェア市場の活性化が狙いだ。
ソースネクストは2008年から自社製品のWindows 7対応に乗り出し、現在では200タイトルを超える製品でWindows 7の対応保証をうたっている(このうち主要24タイトルはCampatible with Windows 7ロゴを取得済み)。記者説明会に登壇したソースネクスト常務取締役セールスグループ担当執行役員の小島智彰氏は、同社が用意している「Windows 7対応製品一覧」のページビューが、Windows 7の発売前と発売後で約2.8倍に増えたことを紹介し、「Windows 7への関心が高まっている」と指摘。また、PCの国内出荷台数が前年同月比で21.5%増(JEITA調べ)となったことから、Windows 7の好調な販売がデータ移行ソフトやバックアップソフトの需要増加につながると期待している。
実際、同日の説明会に登場したマイクロソフトコマーシャルWindows本部本部長の中川哲氏によれば、Windows 7発売後にサポートに寄せられた内容で最も多かったのは、1位がアップグレード、2位がシステム要件、3位がXP modeについての内容で、環境移行に関するものが最も多かったという。また、発売から2週間が過ぎたあたりでサポートへの問い合わせはいったん落ち着いたが、「いち早くWindows 7を導入したのは比較的PC上級者が多い。ボーナスの時期を迎えてこれまで様子を見ていた人たちが購入する12月下旬にかけては、PC初心者の問い合わせが増えるのではないか」と予想する。
このためマイクロソフトは、Webサイト上にOSアップグレードに関するコンテンツを用意したり、Windows 7インストールガイドの配布を実施し、今回のソースネクストのように、PC初心者でも簡単に利用できる移行ツールを提供するソフトウェアメーカーと連携して、積極的に情報提供を行っていくと説明した。
Windows 7への移行に関する取り組みとして、ソースネクストはPC初心者の疑問や自分に最適な移行プランなどを分かりやすく答えていく「誰でもカンタン Windows 7引越術」を開設。また、同社の移行ツール「マカセル 引越」などの特価販売を2009年12月7日から2010年3月31日まで実施する。説明会では、マカセル 引越とマカセル 自動バックアップのデモも行われ、PC初心者でも簡単にデータ移行やバックアップなどを実行できる点がアピールされた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.