何ができる? いや、それより速度は?──net.USB対応「ETG-DS/US」の実力検証(後編)“ワイヤレスTV&DVD”もOK(1/3 ページ)

» 2010年03月04日 11時00分 公開
[山口真弘,ITmedia]
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USB接続型のHDDが、簡易NASに早変わり

 アイ・オー・データ機器の「ETG-DS/US」は、手元にあるUSB機器をLAN(および無線LAN)で利用できるようにし、PC利用者に“あ、意外に便利かも──”、“こんなことに使えないだろうか──”と、いろいろな利用シーンを創造させるPC周辺機器だ。

photophoto アイ・オー・データ機器の「ETG-DS/US」と、今回検証したUSB機器の一部。本体の価格は7400円(amazonで価格を調べる)。ほどほど導入しやすい価格がうれしいが、2010年3月初旬現在、“部材調達困難のため製品の出荷を一時停止中で、2010年3月中旬再開の予定"とのこと。しばし待とう

 何ができるか、どう接続するのか、そしてプリンタやiPhone 3GSで使えるのかなどは「何ができる? いや、それより速度は?──net.USB対応「ETG-DS/US」の実力検証(前編)」をご覧いただくとして、後編は外付けHDDの転送速度がどう変わるかという検証とともに、このほかの機器の動作状況もいろいろ試してみよう。

USBメモリ──エレコム「MF-SU208GBU」

photo エレコム「MF-SU208GBU」

 USBメモリはわざわざPCから離れた場所で使う機器でもないのだが、一応試そう。

 結果は、もちろん「OK」。ただし転送速度はやや遅くなる。

 PCにUSB 2.0で接続した時は、リードが17.74Mバイト/秒、ライトが8.737Mバイト/秒であったのにの対し、ETG-DS/US経由だと、リードが8.132Mバイト/秒、ライトが5.169Mバイト/秒と5割ほどのパフォーマンスとなった。



USB外付けHDD──アイ・オー・データ機器「HDCN-U1.0A」

photo アイ・オー・データ機器「HDCN-U1.0A」

 さて、外付けHDDが実運用するに値するかを特に気にする人は多いだろう。

 今までの機器と同様に、使えるか否かについては「大丈夫」だ。ただし、USBメモリ使用時と同様に転送速度がやや落ちる結果になった。一時的な利用だけで済むことが多いUSBメモリと違い、外付けHDDは常時使う機器のため、大きくパフォーマンスが低下するなら考えものだ。

 検証環境における、USB 2.0でPCへ直接接続した通常利用時の参考値はリード22.50Mバイト/秒、ライト19.93Mバイト/秒だ。一方、1000BAST-T有線LAN+ETG-DS/US経由では、リード7.992Mバイト/秒、ライト5.086Mバイト/秒という結果になった。参考までに、NECアクセステクニカ「AtermWR8300N」と「AtermWL300NU-G」を用い、同時利用者のいない2.4GHz帯IEEE801.11n接続でもほぼ同様の速度だった。

 さて、速度が半分以下となると、大容量のデジカメデータを吸い出したり、バックアップ用途で大量にファイルを転送する場合、そして高ビットレートの動画データを扱う場合などには多少気をつける必要がある。もっとも、検証においてはAVCHD対応デジタルビデオカメラで撮影したフルHDの動画データももちろん再生でき、合計数百Mバイト程度のファイルコピーなどのよくある使用範囲であれば……少し、いや、うーんやや遅いなと感じる程度といえるだろうか。速度が必要な場合は、適宜つなぎ替えながら運用するとよいだろう。

 このほか、同時に使用できるのは1台だけなので、NASのように複数のPCでばりばり同時に使うシーンには向かないことも若干の注意が必要だ。

photophotophoto CrystalDiskMark 2.2で計測した転送速度 左から、USB 2.0で直接接続/1000BAST-T有線LAN+ETG-DS/US経由/NAS(参考)

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