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「Office 2010」、パッケージ版6月17日発売──Office IME 2010の無償提供もプリインストールPCも同日より(1/2 ページ)

» 2010年04月22日 14時28分 公開
[岩城俊介,ITmedia]
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Office 2010パッケージ版は6月17日発売──Office 2010搭載PCも同日より順次発売

photo Office 2010 日本語版パッケージ 左からPersonal 2010、Home & Business 2010、Professional 2010、Professional Academic 2010

 マイクロソフトは4月21日、オフィススイート「Office 2010日本語版」および「Visio 2010 日本語版」、「Project 2010日本語版」のエディション構成(SKU)や提供スケジュールを決定したと発表。企業向けボリュームライセンス(VL)を5月1日、パッケージ製品を6月17日に発売する。Office 2010プリインストールPCも6月17日より順次発売される予定。

 コンシューマーや小規模ビジネス向けのパッケージ製品は、Home & Businessを主力に据えて展開。日本独自のエディションとなるPersonalも、コンシューマー向けPCへの採用例が多いと予想される。Office 2007で上位やビジネス志向のモデルにプリインストール採用例があった“Personal with PowerPoint”エディションは、2010ではHome & Buinessが担う。また、プリインストールのみの提供となるNetbook向けエディション「Personal 2010 2年ライセンス版」も用意する。

 Office 2010の製品構成とパッケージ製品の価格は以下の通り。従来の32ビット版に加えて、64ビット版も含まれる。


Office 2010日本語版 Personal 2010 Home & Business 2010 Professional 2010/Professional Academic 2010 Standard 2010 Professional Plus 2010
対象 PCプリインストール/パッケージ(家庭内エントリーユーザー) PCプリインストール/パッケージ(家庭、個人事業主) PCプリインストール/パッケージ(小規模ビジネス、学生・教職員) ボリュームライセンス(企業、団体) ボリュームライセンス(企業、団体)
  Word
Excel
Outlook
Word
Excel
Outlook
PowerPoint
OneNote
Word
Excel
Outlook
PowerPoint
OneNote
Publisher
Access
Word
Excel
Outlook(BCMを含む)
PowerPoint
OneNote
Word
Excel
Outlook(BCMを含む)
PowerPoint
OneNote
Publisher
Access
InfoPath
Communicator
SharePoint Workspace
パッケージ製品価格(通常版/アップグレード優待) 2万9800円/1万5800円 3万4800円/2万5000円 5万9800円/3万7800円 Academic:2万8381円(通常版のみ)

photophotophoto 構成や価格を説明するマイクロソフト インフォメーションワーカービジネス本部業務執行役員の横井伸好本部長(写真=左)。主なエディションは5つ。PCへのプリインストールやパッケージ製品で提供するコンシューマー向け、ボリュームライセンスで提供する法人向けに分けられる

 「主にコンシューマー向けとするパッケージ版は、Office 2007より大きく値下げしたのも特徴。WordとExcel、Outlookのみが付属する家庭用エントリーユーザー向けのPersonalは、2007の通常版4万4800円から1万5000円引きとなる2万9800円で、アップグレード版も同じく1万5800円となる。特に日本はOfficeがプリインストールされたPCを所持するユーザーさんがかなりたくさん存在する。このため、アップグレードしやすいと思えるであろう価格帯まで下げた」(マイクロソフト インフォメーションワーカービジネス本部業務執行役員の横井伸好本部長)

 2010年3月5日以降に購入したOffice 2007プリインストールPC、あるいはパッケージ版については、「Office 2010優待アップグレードキャンペーン」を利用し、無償(送料として別途3000円の実費が必要)でOffice 2010へアップグレードできる。

「Office IME 2010」、現Officeユーザー向けに無償提供

photo 現Officeユーザー向けに無償提供する「Office IME 2010」

 Office 2010に含む日本語入力プログラム「Office IME 2010」は、現Officeユーザー向けにも無償提供する。

 プロダクトライフサイクル(サポート期間)に準拠しつつ「Officeの正規ライセンスがインストールされたPC」という条件でダウンロードできる。「かなり前から計画していたので、Google日本語入力などへの対抗意識はない。旧バージョンのOfficeユーザーに対しても、(OS標準のMS-IMEより)変換効率や利便性を高めた最新版のIMEを使ってもいただければ──という思いで決定した」(横井本部長)

 対象OSとOfficeバージョンは、Office XP/2003/2007/2010(2010は仮想環境時の追加インストール用などに利用)、Windows XP(SP3)32ビット版/Vista(SP1)/Server 2003 R2(MSXML 6.0インストール済み)/Server 2008/7。

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