エムエスアイコンピュータージャパンは5月18日、Intel X58 Expressチップセットを採用した「Big Bang」シリーズの新モデル「Big Bang-XPower」を発表した。発売は5月21日の予定で、実売予想価格は4万2800円前後。
PCI Express x16スロットを6基搭載して、NVIDIAのSLIとAMDのCrossFireXに対応するだけなく、NEC製のUSB 3.0コントローラとMarvel製のSerial ATA 6Gbpsコントローラをオンボードで実装して、それぞれに対応するコネクタを用意する。
VRMとチップセットの冷却は、8ミリ径のヒートパイプ「Super Pipe」で接続したヒートシンクで行うほか、MSI製マザーボードで従来から採用されている「DrMOS」によって、CPU電源回路を16フェーズ、メモリとチップセットのIOHをそれぞれ2フェーズで構成することで、システムの負荷にあわせて利用する電源回路のフェーズを変更し、効率の高いエネルギー消費で発熱を抑える工夫が施されている。
また、ボタン1つでオーバークロック設定を自動で行う「OC Genie」を採用するほか、電源、リセット、ベースクロックのアップとダウンのそれぞれをオンボードに用意されたタッチセンサーボタンで行える。さらに、外付けのオーバークロック設定ユニット「OC DashBoard」や、PCI Express x1に接続するサウンドカード「Quantum Waveオーディオカード」が標準で付属する。
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