オンキヨーは5月24日、2010年PC夏モデルを発表。店頭モデルは2010年6月3日、直販モデルは同日より受注販売を始める。
ラインアップは、デジタル放送チューナーやBlu-ray Discドライブも内蔵する液晶一体型デスクトップPCの「E7シリーズ」と、13.3型ワイドの液晶ディスプレイと光学ドライブを内蔵するCULVノートPC「M5シリーズ」の2つ。店頭販売モデルの想定実売価格は、E7シリーズが16万9800円から、M5シリーズは7万9800円前後と予想される。店頭モデルに加え、カスタマイズオーダーに対応する「ONKYO DIRECT」直販モデルも用意する。
「E7シリーズは、昨今、2011年7月のアナログテレビ放送の終了のほか、プライベートルームでの使用を想定した液晶一体型PCの導入例が増えていることを機会に、AV機器を多く手がけるオンキヨーならではの味付け──“高品位サウンド”の特徴を盛り込んだモデルとして展開する。この機種のために開発したスリム型プレミアムスピーカーとはじめ、PCへのバンドルとしては世界初となる“DTS Premium Suite”を標準で内蔵し、他社同等クラスの液晶一体型PCより“ひと味違う”サウンドを満喫できると自信がある」(オンキヨー常務取締役の菅正雄PCカンパニー社長)
主なターゲットは、ロー/ミドルクラスの個人・ファミリー層。デジタルテレビ/番組録画+メディア記録(記録対応Blu-ray Discドライブを搭載)/音楽プレーヤー(高品位サウンドシステム/iPodやiPhoneを直接接続できるDockコネクタ付きスタンドを標準で内蔵)と、PCとしての機能を1つでまかなえるプライベートルーム向け機器としての導入を訴求する。特に“サウンド”性能はカタログやWebサイトでは伝えにくいため、家電量販店などで「実際に触れ、体験できる」ようにする取り組みにも力を入れる。


Dockコネクタ付きスタンド(本体収納式)を標準で備え、充電/データ転送/音楽再生などに利用できる。iPodやiPhoneユーザーにはとくに便利そうであり、引き出したスタンドは、スタンドを持って本体をある程度持ち上げられる──ほど高い強度を持っているようだ。また、iPhone 3G/3GSは、たいていのカバーを付けたままでもそのまま設置可能だった。PCの電源オフ時でも、本体のスピーカーをiPodスピーカー代わりにして音楽を再生できる(ただ、付属のリモコンでは楽曲操作はできないようだ。こちらは残念)。E7シリーズ Windowsエクスペリエンスインデックスの結果(写真=右)

ボディはかなり薄い。PC向けインタフェースのほか、ボリューム調整や入力切り替え(PC/外部HDMI入力)を行うハードウェアキーも並ぶ。HDMI入力を1つ搭載し、ゲーム機やほかのPC(セカンドディスプレイなど)用のディスプレイとしても利用できる(写真=左、中)。Windows Media Center操作に対応するメディア操作系リモコンも付属する。テレビ系機能の利用は独自アプリケーションではなくWMC側で行い、残念ながらAVC録画や録画番組の編集には対応しない。また、OS起動なしテレビ視聴──というのも不可のようだ(写真=右)Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.