“WiMAX弁当”など、マチナカで訴求──インテルとUQが「WiMAX内蔵PC」の共同訴求キャンペーン(1/2 ページ)

» 2010年11月10日 17時07分 公開
[岩城俊介,ITmedia]

インテル+UQで、「WiMAX内蔵PC」の利便性を一般層にもアピール

photo いつでもどこでもパソコンプロジェクト キャンペーンの1企画として行う「ランチボックス広告」。インテルロゴ入りのノートPC型のお弁当ケースを特定の店舗に提供し、「開けたらすぐインターネットにつながるWiMAX」にひもづけている

 「WiMAX内蔵PCのよいところ、もっと知って」──。インテルは10月10日、WiMAX内蔵PCの認知度向上と利便性の理解促進を目的とした個人ユーザー向けキャンペーン「いつでもどこでもパソコンプロジェクト」を、モバイルWiMAXサービスを展開するUQコミュニケーションズと共同で実施すると発表。2010年11月12日〜29日に展開する。

 本サービスを開始し、約1年半が経過するモバイルWiMAX。開始当初はサービスエリアに課題があったが、2010年8月末に基地局設置数を1万の大台に乗せ、全国政令指定都市における実人口カバー率も90%に到達。さらに2011年3月までに1万5000局の設置を目指すことで、3Gデータ通信サービスに対して存在したエリアの弱点は解消されつつある。UQコミュニケーションズの野坂社長も「サービスエリアの拡充は大変順調。特に都市圏ユーザーの満足度がかなり向上している。他社ではDC-HSDPAやLTEサービスも始まるが、そもそも実効速度や利便性、価格はそれらと比べても国内ナンバーワンと自信がある。さらに2012年の開始を目指すWiMAX2で、もっと突き放せる」とし、他社の新世代サービスに対するWiMAXの優位性を述べた。

 USB外付け端末やWiMAX内蔵ルータ“WiMAX Speed Wi-Fi”とともに、モバイルWiMAXが普及する1手となるのが「WiMAX内蔵PC」だ。2010年11月現在、10のPCメーカー/計46機種でWiMAXモジュールを内蔵するPCが発売されており、モバイルノートPCでは“標準搭載、あるいはBTOオプションに用意”という流れができてきている。これらには、無線LANとWiMAX機能を1つにまとめたインテルのコンボモジュール「Centrino Advanced-N+WiMAX 6250AGN」が主に搭載され、インテルは高速と省電力性を両立するCore i5とともにWiMAX内蔵PCの利便性をアピールする。今回のキャンペーンは、この一環として実施するものとなる。

photophoto インテル取締役の宗像義恵副社長(写真=左)とUQコミュニケーションズ代表取締役の野坂章雄社長
photophotophoto インテルはインターネット対応デバイスが310億台規模に拡大する時代を見据え、機器のカテゴリに縛られない共通した利用シーンを提案する「コンピュート・コンティニュアム」のビジョンを掲げている
photophotophoto 内蔵PC向けモジュール「Centrino Advanced-N + WiMAX 6250」の後継モジュールも、2011年に投入予定とする

 いつでもどこでもパソコンプロジェクトは、30代ビジネスユーザーをターゲットに据え、起床から就寝するまでの生活スタイルに沿った訴求例を期間を限定して集中的に展開。例えば、通勤中に交通広告やデジタルサイネージで、昼食は“インテル+WiMAX弁当(ランチボックス)”で、移動中は目にとまりやすいカートランク広告、休日はWiMAX内蔵PCに見立てたショーウインドウ広告、そしてWiMAXロボットによるヒューマノイド広告などとともに、タッチ&トライコーナーやトークショーなどのイベントを実施する。

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photophotophoto 起床から就寝までの生活スタイルに沿ったPR企画を主に都内で展開する。交通広告はJR山手線と広島電鉄(広島県)、ランチボックス広告は新宿・有楽町・丸の内の特定店舗、ショーウインドウ広告は有楽町イトシア前、透明ボックスでWiMAX内蔵PCの利用シーンのデモを行う屋外パフォーマンスはJR新宿駅南口Flags前で実施する。
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