ソーラーパネル内蔵で電池切れサヨーナラ──“ちょいプレミアム”な無線キーボード「K750」で、屋内でも使えるの?(1/2 ページ)

» 2010年12月10日 11時00分 公開
[岩城俊介,ITmedia]
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ソーラーパネル+超薄型デザインが特徴のワイヤレスキーボード

photo ロジクール「ワイヤレス ソーラーキーボード K750」。発売は2010年12月15日。価格はオープン、同社直販サイト価格は7980円

 キーボードは、自作PCなどを除くほとんどのPCに標準で付属、搭載する周辺機器。ただ、それでは不満だ──と、PC利用においてもっとも身近に触れる機器の1つとして、自分が納得できるものを好んで使用する人は多い。

 そんな多種多様なニーズに応える1案として、ロジクールは「電池交換不要のワイヤレス」でアプローチする。今回は、厚さ7.5ミリの薄型ボディにアイソレーションタイプのキートップ、そして電池交換を不要とするソーラーパネルを内蔵した点を大きな特徴とする新製品「ワイヤレス ソーラーキーボード K750」の機能や使い勝手をチェックしていこう。

 外観デザインは、厚さ7.5ミリの極薄ボディと光沢のあるブラック基調の表面、デザイン性とともに操作性の向上も図るアイソレーションタイプのキーにより、かなり人目を引くであろう精かんな印象を受ける。あわせて、配列は日本語108キーだが、かな刻印を省いたスッキリ仕様のキートップを採用する。


photophotophoto アイソレーションデザインのキーを採用。上面に2枚ソーラーパネルを内蔵する(写真=左)。厚さ7.5ミリの薄型ボディもポイント。一般的なワイヤレスキーボードは単三形ないし単四形の乾電池を収納するスペースが必要なために後部がその分厚くなってしまうが、それが必要ないK750はまるで1枚の板のように薄型フラットである(写真=中央、右)

 そして、キーの上部に2枚のソーラーパネルを内蔵する。これにより、実質「電池交換不要」のワイヤレス動作を実現する。一般的なワイヤレスキーボードより5倍高いとする消費電力効率性能の実現により、普通の明るさの室内でも問題なく利用できてしまうのがなかなか感動ものである。電源によくある筒型の乾電池を用いないため、フラットな極薄ボディも同時に実現したというわけだ。

 ボディは7.5ミリと薄型だが、カッチリ強固。操作時はもちろん、手にして振っても、ゆがみやしなりといった不安は感じない。パンタグラフ構造のキーを採用し、キーピッチは正方19.5ミリ、キーストロークは約2ミリ。打鍵感は基本キー部分の横幅がほぼ同じとなるソニー「VAIO Z(VPCZ11)」より少し重めで、カタログ値では押下圧60グラムとなっている。

photo ファンクションキーや下段Ctrlやスペースキー、BackSpaceキーのみ中央が膨らんだ形状のキートップを採用し、操作性を向上させている

 キートップは、中央に微妙なくぼみを設けた基本キーと中央が膨らんだ俵型キーの2種類で構成する。下段のCtrl、Alt、スペースキーなどと上段のファンクションキー、BackSpaceキーが俵型だ。基本キーは誤入力時によく使用するBackSpaceキーのみ形状が異なっており、操作性を高めている。全体的には、テンキーも備えつつ、ゆったり違和感なく操作できるので、よくあるモバイルノートPCのプラスアルファといった感じ。なかなか好印象だ。

 無線方式はロジクール製品でなじみのある2.4GHz帯を用いたUnifying対応で、PCに接続するレシーバーは差してもほとんど出っ張らない超小型タイプのものが付属する。操作可能範囲は最大10メートルで、通信データは128ビットAESで暗号化されつつ、近周波数の電波が混在する環境(無線LANなども2.4GHz帯)でも遅延やデータ欠損がない確実な接続を実現する。レシーバーがこれだけ小さければノートPCに差しっぱなしでもそのまま運用できるだろう。なお、1つのレシーバーで最大6台のUnifying対応機器(ロジクール製ワイヤレスマウスやキーボード、テンキーなど)をペアリングできるので、さらにマウスなどを加える場合もレシーバーが増えずにすむのがありがたい。


photophotophoto キーピッチは約19.5ミリ、キーの間隔は約4.5ミリ。レシーバーも小型。USBポートから約6ミリほどしか出っ張らないので、ノートPCでも付けっぱなしで運用可能。ただ、小さすぎて取り外しにくいため、ひんぱんに着脱したり、デスクトップPCで使う場合に便利な延長コネクタも付属する
photophoto 約8度の角度が付き、後面が約20ミリ高くなるチルトスタンドも備える

ワイヤレス ソーラーキーボード K750の外観をチェック。フラットな極薄ボディが特徴だ
(高画質版はこちらから)


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