使う前に知りたい「Mac App Store」5つの疑問試してみた(1/2 ページ)

» 2011年01月07日 14時04分 公開
[広田稔,ITmedia]

「Mac App Store」がオープン

 1月6日夜、Mac OS X向けのアプリケーション販売サービス「Mac App Store」がオープンした。iPhoneやiPadに向けてアプリを販売している「App Store」のMac版といえる存在で、購入にもiTunesアカウントを利用する。

 実際にMac OS Xを10.6.6にアップデートしてストア機能を使ってみたので、まだ体験していない人が抱きそうな5つの疑問に答えていこう。

Mac OS Xを10.6.6にアップデートすれば、Dockに「Mac App Store」が登録される。左上のアップルメニューから開くことも可能だ

疑問1、本当にワンクリックで購入できる?

 できる。Mac App Storeを使う1番のメリットは、この「インストールが簡単」という点にある。Apple IDを持っていれば、ログインして規約を読み、諸手続きを済ませて、あとはアプリの脇にある「購入する」ボタンをクリックするだけでいい。アプリケーションのダウンロードからインストールまでを自動で行ってくれる。その後、Dockに登録されたアイコンをクリックすれば、すぐにソフトを利用できる。

インタフェースは基本的にiTunes StoreのApp Storeと同じ。しかし、よく見ると、左上のボタンが中ぞろえになっていたり、説明文のフォントが小さくて読みづらかったりと、アップルにしてはデザインがあまりよくない(画面=左)。アカウントは、iPhoneやiPadで登録したApple IDを利用する(画面=中央)。

アプリの紹介ページもApp Storeと一緒。ソフトの画面プレビューを見たり、ユーザーレビューを読むことが可能。気に入ったらアプリアイコンの下にある「アプリを購入」か「無料」ボタンを押せば、パスワードを入力した後にダウンロードが始まる

 今までオンラインウェアを利用する場合、作者のWebサイトや配布サイトで目当てのソフトウェアを見つけてダウンロードする必要があった。最近ではインストーラーを使わずにファイルコピーだけでインストールできるものも多いが、それでもドラッグ&ドロップが必要だ。それが全自動で実行できるようになったというのはかなり革命的だろう。

 また、決済も劇的に簡略化された。これまで有料ソフトの場合はクレジットカードやPayPalを経由して支払っていたが、その都度、情報を入力したうえに、送られてきたシリアル番号を打ち込む必要があった。それらの手間がなくなったことで、ソフトウェアを購入する行為がより手軽になった。

 ソフトのアップデートをまとめて実行できるというのもメリットだろう。Macに入れたオンラインウェアが増えてくると、各配布サイトを回って最新版を集めるというのはかなりの労力で、最初にインストールしてからしばらくアップデートしていないという人も多いはず。Mac App Storeからまとめて更新できれば、そうした苦労がなくなる。

疑問2、ソフトウェアの数は多い?

カテゴリーは多いが、アプリの数はまだまだ発展途上中

 この点についてはまだこれからという印象だ。アップルは、オープン初日に1000以上のソフトを用意したと発表しているが、40万本に達するとも言われるiPhone/iPadのApp Storeに比べるとやはり少ない。

 例えば、アップル純正のアプリケーションでも、マルチメディア統合ソフトの「iLife '11」(iPhoto、iMovie、GarageBand)やビジネス統合ソフトの「iWork '09」(Pages、Keynote、Numbers)、プロ向け写真管理ソフトの「Aperture 3」といったものはあるが、動画編集ソフトである「Final Cut Express」や音楽編集ソフトの「Logic Express」は現時点では見当たらない。また、サードパーティでは、「Adobe Creative Suite」「Microsoft Office 2011」「FileMaker」「Parallels Desktop」「VMware」などのメジャーなタイトルが欠けている。

 Mac App Storeは、今年夏に出る次期Mac OS X 10.7「Lion」の新機能として紹介されたため、今は開発者を呼び込むための準備期間なのかもしれない。今後、サードパーティがどれくらい関心を示すのか、どこまでアップルがサードパーティを口説けるかで、今後の充実度が変わってくるはずだ。なお、アプリは順次追加されているようで、一晩明けた1月7日の朝はオープン直後に比べて数も目に見えて増えていた。

 個人的には、音楽ソフトのプラグインや、デザインに使うフォントなども扱ってくれて、必要に応じてブラウズしてすぐに追加できるようになるとかなりうれしいと感じた。また、Dashboardのウィジェットも手に入るようになると便利だ。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月12日 更新
  1. 10万円切りMacが17年ぶりに復活! 実機を試して分かったAppleが仕掛ける「MacBook Neo」の実力 (2026年03月10日)
  2. 「MacBook Neo」を試して分かった10万円切りの衝撃! ただの“安いMac”ではなく絶妙な引き算で生まれた1台 (2026年03月10日)
  3. きょう発売の「MacBook Neo」、もうAmazonで割安に (2026年03月11日)
  4. 新型「MacBook Air」はM5搭載で何が変わった? 同じM5の「14インチMacBook Pro」と比べて分かったこと (2026年03月10日)
  5. セールで買った日本HPの約990gノートPC「Pavilion Aero 13-bg」が想像以上に良かったので紹介したい (2026年03月11日)
  6. リュック1つで展示会セミナーの音響セット構築レポ 現場で得た“2.4GHz帯混信地獄”を生き抜く教訓 (2026年03月11日)
  7. 最新Core Ultra X7 358Hの破壊力! 16型OLED搭載で内蔵GPUがディスクリート超え!? Copilot+ PC「Acer Swift 16 AI」レビュー (2026年03月10日)
  8. 出張や通勤で荷物が増えても安心な「ミレー ビジネスリュック EXP NX 20+」が27%オフの1万3865円に (2026年03月10日)
  9. 12機能を凝縮したモニタースタンド型の「Anker 675 USB-C ドッキングステーション」が27%オフの2万3990円に (2026年03月11日)
  10. 「iPhone 17e」実機レビュー! 9万9800円で256GB&MagSafe対応 ベーシックモデルの魅力と割り切り (2026年03月09日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年