あえて“モノクロ専用”なインクジェットプリンタ――エプソン「PX-K100」を試す:ビジネスはもちろん、通好みなアナタにも(2/3 ページ)

» 2011年02月10日 16時30分 公開
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A4普通紙を250枚セット可能、自動両面印刷も標準搭載

 ボディデザインは上位機のカラー対応A4インクジェットプリンタ「PX-203」がベースとなっている。カラーはオフホワイトを基調に、トレイ周辺をグレーで塗り分けており、ビジネスユースを意識したシンプルな外観だ。

 本体サイズは収納時が445(幅)×330(奥行き)×154(高さ)ミリで、使用時は排紙トレイが前方に伸びるため、445(幅)×558(奥行き)×154(高さ)ミリと奥行きが増す。自動両面印刷ユニットの内蔵を考慮すると、なかなかコンパクトに収まっているが、カラー対応モデルに比べて小型化しているわけではない。これは前述の通り、カラーインクがない代わりに、大容量ブラックインクを2本利用するからだ。

 インタフェースもビジネス利用に配慮し、USB 2.0だけでなく、100BASE-TX/10BASE-Tの有線LANを標準装備する。最近のインクジェットプリンタでは採用例が多い無線LANは内蔵していない。

左から、ボディの前面、背面、側面。ボックス型のフォルムでクセのないデザインだ。利用時は前方にスペースが必要になる

背面にあるUSB 2.0や有線LANの端子(写真=左)、電源の端子(写真=中央)は周辺がくぼんでいて、接続したケーブルが背後の壁面などにぶつからないよう配慮している。電源ケーブルも真後ろに飛び出さない、L字型のコネクタを採用する。自動両面印刷ユニットを標準搭載しているが、背面に飛び出すようなことはなく、すっきり収まる(写真=右)

 給紙と排紙はいずれも前面から行う設計で、用紙の交換や補充、排紙されたプリントのピックアップなどはスムーズに行える。給紙カセットはA4普通紙を最大250枚、はがきを最大50枚セットすることが可能だ。給紙は1系統のみで、異なる種類の用紙を同時にセットしておくことはできないが、PX-K100はモノクロ専用機ということで、写真用紙と普通紙を使い分けるようなシーンが発生しないため、たいていの場合はA4普通紙を大量に入れておいて問題ないだろう。

 用紙サイズについては、通常のA4用紙に加えて、単票紙がA6縦〜A4縦/89〜215.9(幅)×127〜1117.6(長さ)ミリのユーザー定義サイズ、はがき、往復はがき、洋形封筒1号〜4号、長形封筒3号/4号に対応。用紙種類は、普通紙(再生紙含む)、フォトマット紙、スーパーファイン紙、スーパーファイン専用ハガキ、スーパーファイン専用ラベルシートなどを利用できる。

給紙カセットはA4普通紙を最大250枚セットでき、防じん用カバーも備わっている(写真=左)。A4用紙をセットすると、給紙カセットが少しはみ出る(写真=中央)。利用時は前面に排紙トレイが伸びる(写真=右)

シンプルなソフトウェア環境

 対応OSはWindows XP/Vista/7(32ビット版/64ビット版)、Mac OS X 10.4.11以降/10.5/10.6だ。付属ソフトはプリンタドライバやネットワーク接続で利用するユーティリティなどシンプルにまとまっている。プリンタドライバもモノクロ専用の仕様なので、同社のカラー対応モデルより項目数が少なく、見た目にも分かりやすい。

 プリンタドライバからは、印刷品質(3段階)をはじめ、用紙種別、両面印刷、割り付け印刷(1枚の用紙に2ページまたは4ページ)、ポスター(拡大分割)印刷、拡大/縮小、「マル秘」「重要」などのスタンプマーク印刷、静音動作モードへの切り替えなどの設定が行える。よく使う印刷設定は「お気に入り設定」として登録でき、次回以降はメニューから選択するだけで利用可能だ。

Windows用のプリンタドライバは3つのタブで構成されている。「基本設定」タブでは用紙サイズや用紙種別、印刷品質、両面印刷、割り付け、部数、静音モードなどの設定が行える(写真=左)。「応用設定」タブには色補正やスタンプマークの設定が用意されている(写真=中央)。「ユーティリティ」タブには、ノズルチェックやヘッドクリーニング、ギャップ調整など、プリンタのメンテナンスに関する項目がある(写真=右)

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