4月29日から5月5日までの7日間、ベルサール秋葉原の1階と地下1階で、ドスパラ主催のPCゲームイベント「第3回 秋葉原PCゲームフェスタ」が開かれている。
1階にはゲームメーカーやPCパーツメーカーなど約20の協賛各社のブースが並び、40を超えるタイトルのPCゲームがプレイできるマシンを用意している。中央通りの歩道からも見えるサブステージでは、新作ゲームの発表やトークイベントなどが実施される予定だ。メインステージは地下1階をフルに活用。5月1日と2日を除く5日間は日替わりで協賛各社による大規模なゲームイベントが行われる。
取材した4月29日は、各ブースが老若男女問わず大勢の人で賑わっており、12時のイベントスタートから夕暮れまで混みあっていた。無料でPCゲームが楽しめる「タッチ&トライコーナー」でマシンにかじりつくユーザーがいる一方、ゲーム用の入力デバイスを紹介するコーナーも終日人気だった。
担当スタッフは「FPSなどのアクションゲームは、突き詰めるとコンマ何秒の反応やマルチな操作性が求められます。普段PCゲームをやらない方にも、その違いを体験して何かを感じ取ってもらえたらうれしいですね」と意気込む。
イベントの盛況ぶりを目の当たりにしたサードウェーブのスタッフは「昨年待つに開催した第2回をはるかに上回る人にお越しいただいているようで驚いています。本当にうれしいですね」と話していた。
先の大震災の影響から、イベントの開催自体の見送りも検討したそうだが、「いつまでも自粛ムードを引きずるのではなく、被災者の方々も含め、一日も早く普通の状態、生活感に戻ってほしいという想いから今回開催するにいたりました」と決意を語る。
同時に、義援金を募る専用ブースを設けたほか、5月5日にはチャリティーオークションを実施するという。「集まった献金額および落札金と同額を当社サードウェーブが上乗せして、日本赤十字社を通じて送付いたします」とのことだ。
会場全体が盛り上がるなか、1階で特に注目を集めていたのは、MOアクションRPG「C9(Continent of the Ninth)」のブースだ。韓国ではすでに発売されているタイトルで、日本では4月29日にゲームオンが年内のサービス開始を発表。イベントと同時に発表された新作とあって、ブース回りは盛況だった。
担当スタッフは「日本向けに納得いくローカライズを済ませるため、まだ具体的な開始日はお伝えできませんが、年内には提供させていただく予定です。クオリティの高いグラフィックスでありながら、ゲームクライアント自体はそこまで重くないので、多くのPCユーザーの方に楽しんでもらえればと思っています」と語る。
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