MSIの展示ブースでは、タブレットデバイスも多数展示されている。その中に、インテルが4月にその存在を明らかにしたばかりのAtom対応次世代プラットフォーム「Cedar Trail」を導入したという「WindPad 120W」が公開されていた。
本体サイズとディスプレイサイズ、解像度、デザイン、本体に搭載するインタフェースなどは、すでに登場しているWindPad A110やWindPad W110と共通するようだ。OSはWindows 7 Professional Service Pack 1を導入している。10.1型ワイドの液晶ディスプレイにはタッチパネルを内蔵し、マルチタッチ操作に対応する。また、Bluetooth 3.0もサポートする。


説明資料に“Cedar Trail”を搭載すると説明されている「WindPad 120W」は、すでに公開されているほかのWindPadシリーズと同じく、10.1型ワイドのタッチパネル内蔵液晶ディスプレイを搭載する(写真=左)。本体には、Mini USBやドック接続の専用コネクタなどを備える(写真=中央、右)資料には、無線LANを利用してワイヤレスディスプレイを実現する「Intel WIDI 2.0」やSRS surround soundにも対応する。また、本体にはGPSを内蔵するほか、SIMカードを用意してHSPAによる高速データ通信も利用できるとある。
重さやバッテリー駆動時間などの詳細については、後日改めて報告するが、ここでは、展示機材のデバイスマネージャーで確認できたシステム構成と、Windows エクスペリエンスインデックスで示されたパフォーマンスを参考情報として紹介しよう。


展示機材はOSに32ビット版のWindows 7 Professional Service Pack 1を導入。システムメモリは2Gバイトを組み込んでいる(写真=左)。展示機材でデバイスマネージャーを確認する。CPUの動作クロックは1.86GHzで、4つの論理コアが確認できる。ディスプレイアダプタはGMA 3600シリーズとある。ストレージデバイスはサンディスクの32GバイトSSDを搭載する(写真=中央)。展示機材で確認したWindows エクスペリエンスインデックス。グラフィックスが「5.2」、ゲームグラフィックスも「3.2」とAtomプラットフォームとしては高い値を示している(写真=右)
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