デュアルディスプレイノートPCでMSIが想定する意外な“使いかた”:CeBIT 2010

» 2010年03月03日 17時00分 公開
[長浜和也,ITmedia]

2010年はMSIがデュアルに挑戦

 MSIは、2010年2月にスペインで行われたWorld Congress 2010で公開した、デュアルディスプレイ搭載ノートPCをCeBIT 2010でも展示した。3月2日の段階で展示サンプルはケースに収納され、手を触れることもできないが、ここでは、スタッフに確認した概要について紹介しよう。

 デュアルディスプレイ搭載のノートPCというと、ONKYOの横スライド方式「DX1007A5」や、レノボのサイドディスプレイ搭載モデル「ThinkPad W700ds」などをイメージするが、MSIがCeBIT 2010で展示したのは、CeBIT 2009でASUSが公開したコンセプトモデルと同じ、従来のノートPCでいう、キーボード面にもタッチパネルディスプレイを搭載したタイプだ。

 MSIが展示したデュアルディスプレイノートPCには、大きさが異なる2モデルが用意されている。1つは10型ワイド液晶ディスイプレイを2面、もう1つは7型ワイド液晶ディスプレイを2面搭載する。10型ワイドのモデルはディスプレイが表示されているものの、それ以外の動作は確認できず、7型ワイドのモデルはモックアップに近い。製品になって登場するときには、デザインもスペックも大きく変わっている可能性が高い。MSIの説明によると、10型ワイドモデルは重さが800グラムでバッテリー駆動時間は10時間を目指すという。

10型ワイドのディスプレイを2面搭載するMSIのデュアルディスプレイノートPCのサンプル(写真=左)。通常のWind Netbookをベースにカスタマイズされたようだ(写真=右)

「これはノートPCじゃないよ」

 興味深いのは7型ワイドモデルでMSIが想定しているコンセプトだ。サイズと重さ、バッテリー駆動時間などの携帯性能については、「できる限り軽く」というところまでしか決まっていないようだが、採用するプラットフォームとしては、インテルがMID(Mobile Internet Device)向けに現在開発している“Moorestown”(開発コード名)ではなく、Pine Trail-Mを予定している。

 しかし、そういう汎用的な低価格Netbookと共通のプラットフォームを採用しながら、その主な目的は「電子ブックリーダーとして使うことを想定している」とMSIは説明する。

小ぶりな7型ワイドのデュアルディスプレイノートPCは、モックアップを展示していた(写真=左)。ボディのサイズとデザインからすると、ベースになる製品がいまのところMSIのラインアップでは確認できない。このボディをもった通常のノートPCというのも実は興味深かったりする(写真=右)

 プラットフォームの仕様と電子ブックリーダーで求められる仕様からすると、MSIの7型ワイドデュアルディスプレイノートPC(いや、電子ブックリーダーと呼ぶべきか)は、かなり“意外な”性格を持っているといえるだろう。

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