ソニー、新型リチウムイオン二次電池「Nexelion(ネクセリオン)」を開発

» 2011年07月12日 16時58分 公開
[ITmedia]

 ソニーは、スズ系アモルファスを負極材料に用いた、3.5アンペアアワーの高容量リチウムイオン二次電池「Nexelion(ネクセリオン)」を開発した。


 今回は、PC向けとして使用される直径18ミリ、長さ65ミリの円筒形サイズで、充電終止電圧4.3ボルト、放電終止電圧2.0ボルトまで範囲を広げることで、3.5アンペアアワーの容量を実現した。2011年中の出荷を目指す。

 ソニーは、2005年に高容量材料である「スズ系アモルファス負極」の開発に成功し、直径14ミリ、長さ43ミリの円筒形サイズで、業界で初めて商品化している。今回、負極粒子形状の最適化を図り、実用性と量産性を高めた材料を採用することで、電池容量の大幅な向上が実現。充電特性が高く、低温特性が良いといった利点が継承されている。

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