“ひと工夫”が便利そう、ベンキューのモバイルスキャナー「CP80N」:SDカードの「DCIM」フォルダに保存…ですって

» 2011年12月14日 00時00分 公開
[岩城俊介,ITmedia]

“デジカメのように”振る舞うモバイルスキャナー

 ベンキュージャパンが行った新製品説明会で、モバイルスキャナーの新製品も参考展示された。こちらもiPhone/iPodで遊べそうな、ひと工夫取り入れた機能を特徴する。

photophoto A6+スリーブフィルムスキャン対応のモバイルスキャナー「CP80N」(左)とA4対応の「CP100」

 まずはA6サイズの「CP80N」。2.5インチの外付けHDDほどのボディに、A6サイズまでの紙資料や紙焼き写真、そしてネガ/ポジ双方にも対応するダイレクトフィルムスキャン機能を実装する。

 スキャンは原稿を差し入れると自動で始まり、データは本体に差したSDメモリーカードに保存される。フィルムのスキャンも専用アタッチメントを装着して同様に差し入れるだけだ。切り出しなどの事前作業は必要なく、ネガ/ポジともにスリーブのままスキャン可能。画像・範囲識別機能により1枚ずつ1つの画像ファイルとして、ネガフィルムは当然、階調を反転した状態で保存してくれる。

 「CP100」は対応原稿をA4サイズまで拡大しつつ、CP80Nからスリーブフィルムのスキャン機能を省いたモデルだ(ポジフィルムの単体スキャンは可能)。それぞれPC接続用のMini USBポートとDC入力、SDメモリーカードスロットを実装する。発売日や価格は2011年12月現在未定だが、CP80Nは1万円前後の価格帯を想定するという。


photophoto このような状態のまま、ネガフィルムを保存している人も多いだろう(左)。ネガ反転+自動切り出し機能により、ネガフィルムを入れるだけで1枚ずつのデジタルデータとして保存してくれる(右)。重量は約230グラム。スキャン解像度は高速モード(300dpi)/高画質モード(600dpi)/35mmフィルムスキャンモード(1200dpi)の3パターン
photo データはSDメモリーカードに保存される。あたかもデジカメのように振る舞うのが工夫ポイントの1つという

 さて、本シリーズはデータ保存の方法が独特だ。保存データはSDメモリーカードの「DCIM」フォルダに保存される。DCIM(Digital Camera IMages)フォルダはご存じの通り、デジタルカメラで使用するメモリカードのルートディレクトリに作成されるもの。スキャナーながら、あたかもデジタルカメラであるかのように振る舞う仕組みを取り入れている。

 この仕組みにより、PCレスでスキャン作業できるのはもちろん、そのままPCとUSB接続すればデジタルカメラをPCにUSB接続した場合──と同じように適当な画像管理ソフトウェアで取り込める。さらに、SDメモリーカードを取り出してデジタルフォトフレーム機器でそのまま活用するといった使い方もありだ。

 SDメモリーカードにデータが保存されるということで、iPad用にも向く。Apple iPad Camera Connection Kitなどを用い、PC/Macでの作業なしにスキャンデータをiPadへ直接取り込めてしまうわけだ。



 PC USER読者層の多くは、紙焼き写真の時代も知っているだろう。実家を探せば、ネガフィルムも“あの長方形”の写真封筒に保存してあると思う。そんなひと昔前の写真を「面倒なしに」デジタル化して保存するなら、CP80Nはかなり活躍してくれそうだ。国内販売の決定、および早期の投入に期待したい。


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