“Metro”なInternet Explorerを使ってみる鈴木淳也の「お先に失礼! Windows 8(まだ仮称)」(2/3 ページ)

» 2011年12月16日 09時00分 公開
[鈴木淳也(Junya Suzuki),ITmedia]

Windows 8 DPの「Charm」メニューを使ってみる

 「Metroスタイル」と呼ばれるアプリや「タイルがいっぱい並んだスタート画面」が印象的なWindows 8 DPだが、これ以外にも、特徴的なUIとして「Charm」(チャーム)と呼ばれるメニューシステムを挙げておきたい。Charmとは、Windows 8 DPのどの状態からでも呼び出せる「共用メニュー」とでもいえる機能だ。ある意味で、従来の「スタートボタン」に相当するといってもいい。

 Charmは「タッチスクリーン操作」と「キーボード+マウス操作」で呼び出す操作とでUIデザインが異なる。タッチスクリーンの場合は「画面右端から中央に向かってフリックする」とCharmメニューが「右端」から出現する。一方、マウス操作の場合、マウスカーソルを左端に持っていくと、Charmメニューが「左下」に出現する。これはデスクトップ画面でも同様で、左下にあるWindowsアイコンを押さずにマウスカーソルをしばらく放置していると、その場所にCharmメニューが出現する。キーボードから呼び出す方法もあるが、これは「Windows 8 DPで利用できるキーボードショートカット」として次回紹介しよう。

 Charmには、「Settings」「Devices」「Share」「Search」という4種類のメニューと「Windows」マークが記載されたボタンがある。それぞれのメニューを選ぶと、画面右側に選んだメニューに該当したCharmメニューが出現する。

 Windowsマークはスタート画面へ戻ることができる。例えば、Metroスタイルアプリを実行中にWindowsマークを選ぶと、スタート画面に戻る。「Settings」はWindowsの各種設定やシャットダウンと再起動を行うメニューを用意する。「Search」は、デフォルトでアプリの検索メニューになっており、ここで一覧に表示されたアプリを選んで実行できる。ファイル検索も可能なほか、スタート画面でキーボードから文字入力を行うとCharmの「Search」メニューが呼び出せる。

 その一方で「Share」メニューは、デフォルト状態で何も設定していないため、スタート画面で開いても何も表示されず、何をするメニューなのか分からない。しかし、アプリから「Share」を開いてみれば、その用途がすぐに理解できるだろう。

 例えば、Internet Explorer上でCharmから「Share」を開くと、「Socialite」(Facebookアプリの一種)と「Tweet@rama」(Twitterアプリの一種)という2つのアプリが選択できるようになっている。Internet Explorerで現在表示しているWebページをこれらSNSツールで「共有」(Share)するためのメニューというわけだ。Windows Phone 7でSNS統合を進めているMicrosoftが、Windows 8でも同様の仕組みを導入しようとしている。

 このように、どのアプリでCharmを開くかによって、そこから呼び出すShareの動作も異なってくる。Charmとは、MetroスタイルのアプリとOSで、システムメニューを呼び出すための共通の仕組みといえるかもしれない。

スタート画面から呼び出し可能なメニューはいくつかある。例えば、画面右上には常にユーザーの顔写真が表示され、ここをクリックすると画像の変更やユーザー切り替えが行える(写真=左)。Windows 8 DPで導入する「Charm」(チャーム)と呼ばれるメニュー。マウスカーソルを画面左端に持っていけば表示できる(メニューが出現するまで“クリック”してはいけない)。「Settings」「Devices」「Share」「Search」のいずれかをクリックすると、それぞれに該当するメニューが右側から出現する。なお、Charmの形状や呼び出し操作はタッチスクリーンとマウス+キーボードでは異なる(写真=中央)。「Settings」のメニューでOSの再起動やシャットダウンが行える(写真=右)

「Share」や「Devices」のように、初期状態では選択しても項目が出現しないメニューもある(写真=左)。スタート画面で「Search」を選択すると、初期状態でもアプリの検索メニューが出現する。ここで「Files」を選択するとファイル検索が可能。スタート画面で“タイル”として登録されていないアプリはここから起動する。従来のスタートボタンを押して現れる「スタートメニュー」に該当するだろう(写真=中央)。Charmは通常のアプリを起動中にも呼び出せる。OS全体を通して有効な機能だ

アプリからCharmを呼び出すのと、スタート画面から呼び出したのとは異なるメニューが出現する(写真=左)。このように「Charmを呼び出したアプリによって、現れる機能やメニューが変化する」という点がCharmの特徴だ(写真=中央)。スタート画面では項目が出現しなかった「Share」では、「選択したアプリでコンテンツを共有」という機能が追加され、現在表示中のWebページやリンクを選択したSNSで共有できる(写真=右)

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