こうした、ボディとその内部の改良に加えて、ユーザーから要望の多かったスマートフォンとの連携も可能になった。この機能を利用するには、後日、パナソニックがWebページなどで配布するユーティリティをユーザーがダウンロードして導入する必要があるのに加えて、Let'snoteシリーズと連携できるスマートフォンが当面パナソニック製に限られるという制約がある(対応する製品のリストもパナソニックのWebページで公開する予定だが、具体的な日程は確定していない)。
しかし、この連携機能が使えれば、PCに保存している対応ファイル(Microsoft OfficeのWord、Powerpoint、Excelで対応するファイル形式に加えてPDF)をアドホックモードで接続した無線LAN経由でスマートフォンにコピーして、スマートフォンからファイルを参照できたり、スマートフォンから休止状態、または、スタンバイ状態にあるPCに対して、Bluetooth接続でログインして復帰させてから、アドホック接続の無線LAN経由でリモートアクセスして、PCのデスクトップを操作できたりすることが可能になる。
説明会では、スマートフォンから、スタンバイ状態にあるPCを復帰させ、デスクトップ画面からメールソフトを起動して送られてきたメールを確認する処理をデモで紹介した。
坂田氏は、標準構成で2種類のACアダプタと2種類のバッテリーパックが付属することにも触れている(なお、Let'snote SX1のエントリーモデルは標準バッテリーパック(S)のみ付属する)。ACアダプタは、重さ約0.2キロの通常タイプに加えて、重さ0.11キロのミニACアダプタを用意するほか、バッテリーパックでは、重さ約0.22キロの4セルタイプと、重さ約0.43キロの8セルタイプが付属する。坂田氏は、利用場面に合わせて、より適したACアダプタとバッテリーの組みあわせをユーザーが選択できる柔軟性を訴求している。
このほかにも、Let'snote Jで導入したリーフキーボードの採用で、誤入力する回数がLet'snote S10から25パーセント減ったことや、解像度が1600×900ドットと大幅に向上した液晶ディスプレイ、720p動画によるビデオコミュニケーションが可能になったWebカメラの搭載などを、第4世代として登場したLet'snote SX1の特徴として取り上げている。
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