エレコムのレーザーキーボード「TK-PBL042BK」で気分は未来人?ちょっと気になる入力デバイス(1/3 ページ)

» 2012年04月06日 11時30分 公開
[池田憲弘(撮影:矢野渉),ITmedia]
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カッコいいけど……使えるの?

photo エレコムの投影型キーボード「TK-PBL042BK」のパッケージ。キャッチコピーとして「写し出される近未来」と書いてある

 投影式のレーザーキーボードというと、SFやアニメの世界に出てくる憧れのアイテムというイメージが強い。近未来感があり人目を引くこともあってか、先端技術展でよく似た入力デバイスのプロトタイプを見ることもある。ただ、どちらかと言えばイロモノ感が強く、実用性は“あと1歩”というパターンが多い。

 今回紹介するのは、エレコムが発売した投影型キーボード「PBL042BK」だ。手のひらサイズで77グラムの軽量ボディ、ケーブルを必要としないBluetooth接続、そして専用ストラップが付属するなど、モバイル用途を強く意識した仕様で、スマートフォンやタブレットデバイスとともに持ち歩くという利用シーンを想定しているのがうかがえる。

 この未来感あふれるアイテムが、実用に耐えうるか、それとも“おもちゃ”の域を出ないのかチェックしていこう。

デスクの上にキーボードを投影

photo PBL042BK。Bluetooth 2.0に対応し、iPhoneやiPad、Android端末でも利用できる

 TK-PBL042BKは、Bluetooth 2.0対応のレーザー投影式キーボードだ。机上などの平面に赤色光で照射されたキーボードの投影イメージに、指で触れて文字入力を行う。本体下部から赤外線を発し、指に当たって反射した赤外線を中央にあるセンサーで読み取る仕組みだ。よって、本製品と投影面の間に障害物を置くとキーが反応しなくなる。また、赤外線をそのまま反射してしまうガラス面や鏡面上では使用できない。

 本体サイズは、38(幅)×29(奥行き)×75(高さ)ミリで、重量は約77グラム。幅はiPod nano(4th/5th generation)と同じくらいで、高さは少し短い。

photophoto 正面にはキーポードを映す赤色光と、動きを検知する赤外線の照射部を(写真=左)、背面には電源スイッチ、USBポートを備える(写真=右)
photophotophoto フィンガーストラップが付属しており、右側面にはストラップを通す穴がある(写真=左、中央)。幅はiPod nano(4th generation)と同じくらいだ(写真=右)

 BluetoothプロファイルはHIDに対応しており、iPhone、iPadやAndroidデバイスでも利用できる。リチウムイオンバッテリーを内蔵しており、付属のUSBケーブルで充電する。バッテリー動作時間は連続使用時で約2時間としている。

 背面にあるスイッチで電源を入れると、約2秒後にキーボードが投影され、Bluetooth機器として認識可能になる。接続待ち受け中は、本体下部に青い光が点滅するので、PCやタブレットデバイスで機器を検索し、認証コードを入力すればペアリングは完了だ。また、PCならばUSB接続でも使用できる。接続すればドライバを自動的にインストールして、30秒ほどで入力が行えるようになる。

photophoto 充電は付属のUSBケーブル(A to Mini B)を用いて行う。PCならばUSB接続でも使用できる。Androidタブレット、iPadは対応しない(写真=左)。電源を入れた。か、かっこいい……(写真=右)
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