エレコムのレーザーキーボード「TK-PBL042BK」で気分は未来人?ちょっと気になる入力デバイス(3/3 ページ)

» 2012年04月06日 11時30分 公開
[池田憲弘(撮影:矢野渉),ITmedia]
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マウス操作はタッチパッドのような感覚

photo 2本指でのスクロール操作にも対応する

 キー操作に加えて、投影されたキーボード上をなぞることでマウスカーソル操作を行える「マウスモード」も備える。Fnキーを押しながら、キーボード下段のカーソルボタンを押すとマウス操作に切り替わる。2本指でのスクロール操作や、ピンチイン/アウト動作にも対応するが、マウス動作やPCのタッチパッドでの操作と比べると若干追随性が落ちるのが気になった。

 マウスモードから通常のキーボードに戻すには、カーソルボタンを押せばよい。マウス操作と混同しないよう、ボタンに触れる程度では反応しないので、机を軽く叩く強さでカーソルボタンを押す必要がある。

Fnキー関連の操作。輝度の上げ下げや省電力モード
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 Fnキーを絡めた操作は、音量調節やマウスモードのほかにも、Fn+左右カーソルキーで行うキーボードの輝度調節や、Fn+Backspaceキーで設定する省電力モード(キーボードの表示が消える)などがある。特に省電力モードは便利で、キーボードの投影スペースにちょっと物を置きたいとき、少しの間ほかの作業をするときなど、キーボードを使わないときにすぐに消せて、指3本でタップするとすぐに復帰する。

実用性には課題アリ、でもやっぱり欲しい

photo タブレットとの相性はよさそうだ

 価格は税込みで2万8875円だ。決して安い買い物ではないうえ、キー配置の問題、長時間の連続使用に向かない点などの弱点はある。だが、タブレットデバイスがあるのにキーボードまで持ち歩くのはかさばるし面倒、と思っている人には注目の製品だ。SNSへの投稿やチャットなどの短文ならば十分実用に耐えうる。

 もちろん、本製品の最大の魅力はカッコよさだ。カフェでタブレットデバイスの横に置きつつ、本製品を使ってタイピングをすれば注目されること間違いない。タブレットデバイスの普及とともに小型Bluetoothキーボードのラインアップは増えたが、小型化を目指すなら投影型は有効な手段だろう。ボディをどれだけ小さくしても、キーボードの大きさは変える必要がなく、通常のキーボードと同様の動きでタイピングできるところがいい。

 この製品を使っていると、「もっとサイズは小さくなるかな、むしろタブレットやスマートフォンに内蔵すればいいのに……」などと近未来への妄想が膨らんでくる。

PC USER編集部Nのインプレッション

 ドライバのインストールは、ケーブルを差すだけで可能。時間もかからず、導入は容易だ。サウンドを有効にして、投影する面に強度があれば、キーを打ち込んだ感触は意外といい。

 ただ、促音などで同じキーを続けて打つときに間違ったキーを叩いてしまうことが多いので、文章の入力はストレスがたまる。せっかくの投影タイプなので、ユーザーがキーボードのレイアウトをカスタマイズできると、利用目的に合わせた入力環境が柔軟に用意できるだろう。


PC USER編集部Gのインプレッション

 投影型キーボードの“未来っぽさ”を差し引くと、真面目に使う動機になりそうなのは、スマートフォンやタブレット端末用のモバイルキーボードとしてだろう。特に各端末が持つソフトウェアキーボードを使うよりも、端末の画面を広く扱えるのはメリットだ。

 ただ、センサーの読み取り精度や、ホームポジションを認識しづらいことによる誤入力の頻度を考えると、長文入力には向かないし、個人的にはフリック入力のほうが断然速い。そもそも短文入力でしか使わないのであれば、画面が広く使える利点(=文章全体を見渡せる)が無駄になってしまう。また、投影型ゆえにキーボードを表示する平面が必要になるので、空中にキーボードが浮かぶ近未来SFのような、本当の意味で“どこでも使えるキーボード”というわけでもない。

 もちろん、このキーボードを使っていれば、ガジェット好きな人たちの注目を集めることはできるだろう。が、そのために2万8875円を出せるかと聞かれたら……ねぇ?


PC USER編集部Kのインプレッション

 キー配置や誤入力のリスクなど数々の弱点はあるものの、持ち運びやすく、デスクの上などでスペースを取らないのは便利だ。Fn+Backspaceですぐにキーボードを消し、タップで復帰できるというのも省スペースに一役買っている。モバイル用途を意識した使用なので、持ち運び用の袋やケースが付属しているとよかった。

 ネックとなるのは2万円台後半という価格で、おもちゃとして買うにはためらいがある。もっとさまざまなギミックを備えればイロモノとしての魅力は高まりそうだ。例えば、キー操作の際にピンチイン/アウトでキーボード自体の大きさが変わるとか……。そんな妄想をするだけでも楽しい気分になれたりする。


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