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» 2012年04月06日 11時30分 公開

エレコムのレーザーキーボード「TK-PBL042BK」で気分は未来人?ちょっと気になる入力デバイス(2/3 ページ)

[池田憲弘(撮影:矢野渉),ITmedia]

メモならOK、本格的に使うには問題が

 投影されるキーボードの大きさは249(横)×102(縦)ミリ。製品とキーボード上部までの距離は約93ミリとなっており、大体25センチ四方のスペースを確保できれば使用できる。キーレイアウトはF1〜F12がない6段配列で、キーの数は全部で66個。主要キーのキーピッチは19ミリと、標準的なキーボードと同程度のサイズを確保している。かな入力には対応せず、キーにかな刻印……というか表示はない。

 一般的なQWERTYキーボードと比較すると、右側にあるコロンやセミコロンなどの記号キーが、数字キーの上に配置されているのが大きな違いで、カンマやピリオドなどが最上段にあるため、慣れないうちは打ちづらいかもしれない。

photophotophoto キーボードの大きさは249(横)×102(縦)ミリで、製品とキーボード上部までの距離は約93ミリだ(写真=左)。キーレイアウトは6段配列を採用している(写真=中央)。通常のキーボードと同じような構えでタイピングする(写真=右)

 キーに触れると入力が行われるわけではなく、本体下部から出る赤外線に指が触れればキーが反応する。投影面から5ミリ程度上で反応するので、手を机から1センチくらい浮かせてタイピングする必要がある。手を浮かせたままだと疲れるので長時間の連続使用には向かない。キーボードの手前に手首を置くという方法もあるが、タイピングの最中に手のひらがスペースキーなどに触れて、誤入力してしまうことが多かった。

photophoto 本体下部から赤外線を発している赤外線を遮ると、キーは反応しなくなる(写真=左)1センチ程度手を浮かせないと、製品が発する赤外線に触れてしまい誤入力が起きてしまう(写真=右)

 タッチタイピングはかなり難しい。クリック感がなく、間違えてほかのキーを押しても気付きにくいうえ、手を空中に浮かせるため、タイピングをしているうちに手の位置が少しずつずれてしまうからだ。カンマやピリオドなどが最上段にあり、手を動かすことが多くなることも手の位置がずれやすい一因となっている。とはいえ、慣れれば完全なタッチタイピングとはいかないまでも、たまに手を見て位置を修正するだけで済むようになった。

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 タイピングといっても、机に触れるだけでクリック感はないが、代わりに入力時に本体から音が鳴るようになっている。キーを見ていると、入力が行われているか分からない(タッチタイピングが難しく、画面だけを見ていられない)ため、文字が入力されたかユーザーが判断するのにも有効だ。

 もちろん音は消すように設定できるほか、音量を5段階に調節できる。Fnキーを押しながら上下カーソルキーを押せば音量は変化する。オフィス内で本製品を使用したが、入力音は意外と大きく、まわりの席の人にまで入力音が聞こえてしまう。迷惑にならないよう消音にするか(使い勝手は悪くなる)、音を出すにしても音量は最小にしたほうがいいだろう。

 タイピングの速度はどうか。仕事で使用しているノートPC「ThinkPad T410i」とタブレットのソフトウェアキーボード(Windowsを搭載するオンキヨーの11.6型タブレット「TW3A-A31C77H」を使用)とのキー入力スピードを比較してみた。速度の測定は、タイピング練習サイト「e-typing」を利用した。指定された例文を10種類を打つというもので、結果は約170文字(ローマ字)/分だった。1分間に約80〜90文字ということで、会議の議事録を取るなどスピードが求められる場面での使用は厳しいが、SNSの書き込みやメモを取る程度ならば問題はなさそうだ。

photophoto 仕事で使用しているノートPC「ThinkPad T410i」と投影型キーボード、そしてオンキヨーのWindowsタブレット「TW3A-A31C77H」とのキー入力スピードを比較してみた。タブレットは横置きで、ソフトウェアキーボードのキーピッチを約15ミリにした(写真=左)。誤入力数も比較してみた。本製品の誤入力率は約15%、タブレットの誤入力率は約8%、ノートPCでの誤入力率は約3%だった(写真=右)

※オンキヨーのWindowsタブレット「TW3A-A31C77H」とのキー入力速度、誤入力率の比較を追記しました(2012/4/6 16:30)

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