「うほほっ、1600×900ドットか。これならいい」──先日、搭載CPUとディスプレイ解像度が判明したNECの超軽量Ultrabook「LaVie Z」。あとは実重量とバッテリー動作時間、いやいやなにより価格だ──など、小出しに情報が明かされていく状況がなんとももどかしい、注目モデルの1つだ。
CPUとディスプレイ解像度以外に、6月6日に行われた試作機公開(2回目の)機会で、そのほかにいくつかの一部仕様も分かった。
まずは無線LANの仕様。底面に「IEEE802.11a/n W52/53/56」の文字列があることから、2.4GHz帯/5GHz帯のデュアルバンド対応の無線LANモジュールを実装するようだ。こちらはモバイル利用のため、WiMAXもあるインテル製コンボモジュールであれば望ましいところ。LTE通信モジュールについては、SIMカードスロットが外部には見当たらず、よくあるバッテリー裏に──の手段もバッテリー着脱を想定するボディではないため、内蔵化の可能性は低いと思う。
もう1つはACアダプタ。5月のインテルUltrabookイベントでは隠されていたが、かなり小型・薄型のものを採用するようだ。実重量・実サイズの計測は許されなかったが、厚さはLaVie Z本体と同等で、単体のサイズ感はよくあるスマートフォンのプラスα、あるいは若干大型のポータブルルータ程度といった感覚だった。
試作機のケーブル長は、太くかさばりがちなACケーブルが1メートルほどとやや長めだったが「ACアダプタの形状はほぼこれで行く予定だが、ケーブルについてはまだ決定ではない。短ケーブルやウォールマウントプラグを付属するなど、モバイルにも適する仕様も考察中」(NEC)とのことだ。
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