キーボードはアイソレーションタイプを採用しており、英語80キーで6段配列となっている。日本語キーボードと比べると、かな文字の刻印がないほか、「@」や「\」などの配置が異なり、全角/半角キーもない。使用頻度が高いEnterキーの形状も異なり、1段の横長(実測でキートップの幅は39ミリ)である点などに注意したい。
キーピッチはほとんどのキーで縦横19ミリを確保しているが、上下のカーソルキーはキートップの縦幅が7ミリ(実測値)ほどしかないため、上下のカーソルキーを同時に押すなどのミスが起きやすい。キーストロークは約1.5ミリと浅めだが、強めにタイプしてもたわみを感じない。キーの反発は軽めだが、しっかりとしたクリック感があり、軽快にタイプできる。白色LEDのキーボードバックライトも備えている。
最上段のキーは、ディスプレイ輝度の調節や、キーボードバックライト、無線通信のオン/オフ、外部映像出力の切り替え、ヘルプなどのショートカットキーになっており、fnキーと同時に押すことでファンクションキーの機能が使える(BIOSセットアップから、fnキーとの同時押しでショートカット機能になるように設定可能)。
タッチパッドは、ホームポジションより少し右にずれた位置にある。左右のクリックボタンが一体となっており、92(横)×57(縦)ミリとマルチタッチジェスチャーを行うには十分なサイズを確保している。タッチパッドの表面はスルスルと指の滑りがよく、心地よい。外付けマウス利用時などは、タッチパッド左上のマークをダブルタップすることで、タッチパッドを無効にできる。
ドライバはシナプティクス製で、2本指を使ったスクロール機能のほか、3本指でのタッチ、スワイプ(指定したプログラムの起動など)や4本指でのスワイプ(ウインドウの切り替え)などに対応する。
液晶ディスプレイは13.3型ワイド、解像度は1366×768ドットとUltrabookでは標準的だ。液晶パネルは光沢仕様なので、場所によっては映り込みが発生する。輝度は11段階に調整できるが、全体的に暗めで、室内で使う場合は最大付近まで輝度を上げたほうがよいと感じた。上下方向の視野角が狭いが、液晶ディスプレイは約140度まで開くので、見やすくなるように画面の角度を調節可能だ。
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