9月後半の某日、締め切りを控えた原稿を数本抱えつつ、筆者は名古屋行きの新幹線「こだま」に飛び乗った。
某アーティストのライブに参戦するためである。いやいや、やります書きます、仕事しますよ。新幹線の中でもホテルの中でも仕事はできます。だって、私にはLaVie GタイプZがあるんだから。
とはいえ今回、LaVie GタイプZを持って行くかどうかは迷っていた。クラウドで必要なファイルと業務に最低限の環境は前回構築したとおりだが、まだ実戦らしい実戦には経験しておらず、未知数だったからだ。ま、国内だし、PCなのでネットさえつながればなんとかなるだろうと思っても、数日に及ぶ遠出となればその間(今回は2泊3日)ずっと使わざるを得なくなるだけに慎重になる。余裕のない状況下において生産性が低下する可能性──を少しでも減らしたい気持ちもどこかにある。
ただし、筆者のメインPCは約2キロ超とかなーり重い。これを875グラムのLaVie GタイプZに置き換えれば、本体だけでも1.2キロ以上の大幅な軽量化に、ACアダプタも含めたらそれ以上に軽くなる。別途携帯する評価用機材の増量ぶんをチャラにできるという計算にもなる。
さらに、荷物が1キロ、2キロ単位で違うと、日に日にたまっていく疲れの量もだいぶ違う。疲れていなければ対応力もより向上するはず……そう考えるとやはり軽い方がいい。絶対、荷物は軽いほうが気が楽だ。「この装備で大丈夫か? ……うん、多分、おそらく、いやきっと問題ない」。
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