米Googleは10月29日(現地時間)、新しいオリジナルスマートフォンおよびタブレットとともに、新モバイルOS「Android 4.2」をリリースした。コードネームが「Key Lime Pie」になるとみられていたが、Jelly Beanのままだった。カメラや入力機能が向上した。
Photo Sphereは、端末のカメラで360度のパノラマ写真を撮影する機能。撮影した画像はXMLメタデータの3D情報付きのJPEGファイルとして保存され、Google+だけでなく、Google Mapsに投稿することが可能だ。
Gesture Typingは、ソフトウェアキーボード上をスペリングの順に文字をたどることで入力する機能(下のデモ動画を参照のこと)。予測機能もあり、入力開始と同時に候補が表示される。
また、音声入力機能が強化され、より正確に入力できるようになったという。さらに、オフラインでも音声入力ができるようになった。
タブレットのみ、複数のユーザーが安心して使えるマルチユーザーサポート機能が利用できる。Androidはマルチタスク対応なため、ログイン/ログアウトせずに自分のホームスクリーンに切り替えて利用できる。
HDMI端子のあるテレビにMiracastアダプターを接続することで、Android端末の画面を無線でテレビの画面に表示できるようになった。
MiracastはWi-Fi Allianceが9月20日に対応機器認定を開始したばかりの新規格。「Nexus 4」のベースになっているといわれる韓国LG Electronicsの「Optimus G」や韓国Samsung Electronicsの「Galaxy S III」などが認定製品になる。
スクリーンセーバーで写真や最新ニュースを表示できる「Daydream」、ロック画面でのウィジェット表示、お知らせ機能の強化(明記されていないが、Quick Settingsと呼ばれるプルダウンで各種設定を呼び出せる機能もあるようだ)、「Google Now」のGmail統合などの強化、Google検索の強化などが施された。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.