「dynabook R732」は、薄型、小型、軽量、長時間動作、高速、光学ドライブ内蔵とし、オフィスも、外出先も、家でもこれ1台で済ませられるウルトラ万能なマシンである。
これまで「ではオフはどう?」という目的で業務外での利用事例を紹介してきたが、それはR732/W3がそもそも言うまでもないほどオフィス・ビジネスシーンに適したモバイルノートPCのため。今回は改めてビジネスでの利用シーンにどう適しているか、それで何が変わったかを紹介しよう。
筆者が使うdynabook R732の東芝ダイレクトWebオリジナルモデル「dynabook R732/W3TF(PR7323TFRBBW3)」は、CPUに標準電圧版のCore i7-3520M(vPro 2.9GHz/最大3.6GHz)、メインメモリを8Gバイトに強化、ストレージも256GバイトSSDに強化、OSは64ビット版Windows 7 Professionalと、店頭モデルよりかなり高性能に、かつビジネス利用向けにカスタマイズした構成だ。
このほかは店頭モデルと同一で、ディスプレイは13.3型ワイド(1366×768ドット ノングレア表面)、DVDスーパーマルチドライブを内蔵。それで重量は約1.41キロと軽量であり、さらに約13時間(標準バッテリー装着時)もの長時間バッテリー動作を実現する。
R732/W3TF(およびR732店頭モデルの上位モデル)は「第3世代Core vPro」プラットフォーム採用マシンでもある。個人向けモデルとは異なり、システム運用管理側が求めるオフィスセキュリティも考慮したオフィスシーンでの包括的なセキュリティ機能をハードウェアベースで備えるのが大きな違いだ。
モバイルノートPCは、オフィス以外に自宅や外出先、移動中、ホテルなどといったさまざまな場所で自由に活用でき、それがビジネスの幅を大きく広げる。一方、その自由さはセキュリティリスクになる。vProはこのリスクに対し、会社のセキュリティポリシーに沿った脅威への対策、IDとアクセスの保護、データの保護、リモート監視・修復など、システム運用管理側が求める強固なセキュリティと容易な運用管理を可能にする機能を付加することでそれに対処する仕様となっている。
最近は業務の幅を広げるため、利便性や効率の向上を目的に「BYOD:Bring Your Own Device(従業員が私物の機器を持ち込んで業務で活用する業務スタイル)」での利用シーンが増えている。vPro構成も選択可能なdynabook R732は、会社が定めるセキュリティポリシーを順守しつつ、ビジネスの現場で安全に活用できるビジネスマシンとして導入できるのが大きなポイントといえる。高度なセキュリティ設定や利用状況などをシステム管理側でも管理できるほか、例えば、万一の機器盗難・紛失時にPCのストレージと内蔵セキュリティキーをロックし、自動的に機器を使用できない状態にする「インテルアンチセフト・テクノロジー」なども利用できる。
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