というわけで、Windows 8 Proをプリインストールした「dynabook R732/W5(PR7325UGACBW)」を早速業務PCに仕立てよう。
まず、第1回で懸念していたポート拡張ユニット(PAAPR006)については、RX3時代に購入したものがそのまま使い回せた。
拡張ユニットに装着するだけですでに接続している周辺機器類が認識され、“システム”はほぼそっくりそのまま引き継ぐことができた。Windows 8のデスクトップUIを一般個人用途で使う分においては、(よほど特殊な周辺機器を使用していない限り、)基本的にはWindows 7時代の機器を併用できるので安心である。
また、ポート拡張ユニットとともに併用するディスプレイや外付けキーボード/マウス、データ保存のための外付けストレージに加えて、2012年末現在はクラウドメール(Gmail)、クラウドストレージ(SkyDriveなど)、クラウド型オフィススイート(Office Web Apps)、クラウド保存型日本語入力環境/設定/登録辞書(ATOK Passport)など、インターネットにさえアクセスできればどのPCでも、すぐ仕事OK──とする環境も整ってきている。PC買い換え時もこうしたサービスは有効に使いたいところである。
dynabook R732シリーズには「東芝デスクトップアプリメニュー」というアプリケーションランチャー機能が用意されている。ご存じの通り、Windows 8はこれまで存在した“スタートメニュー”がなくなり、「スタート画面」と呼ぶスマートフォン/タブレット風のタイル型ユーザーインタフェースが新設された。東芝デスクトップアプリメニューは、スタートメニューに慣れていた人がひとまずの代替として、スタートメニュー風に使えるよう用意されたツールだ。
ここより、アプリケーションの起動・選択のほか、省電力設定やセキュリティ設定などPCのさまざまな設定も行えるようになっている。Windows 8のスタート画面もこれまでWindows PCを使っていた人なら使い出せばすぐ慣れる、あるいは代替の操作方法を自信で工夫できるものだが、新しい操作方法に少し不安がある場合も大丈夫だ。この独自メニューのおかげで迷わず操作できるのはありがたい。
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