スマホ/テレビと便利に連携、自社開発新ストレージモデルも──東芝「dynabook」新モデル2013年PC春モデル(1/2 ページ)

» 2013年02月12日 11時00分 公開
[ITmedia]

dynabookシリーズの特徴

ラインアップ

ハードウェア

ソフトウェア



変形Ultrabook、高性能モバイル、タッチノート、地デジ液晶一体型など、ユーザー利用シーンに合わせた7シリーズ

 東芝は2月12日、2013年春商戦向けのdynabookシリーズ新モデルを発表。2013年2月15日より順次発売する。

 新モデルの特長は、Officeの新バージョン「Office Home and Business 2013」の全面採用、自社開発のNAND内蔵高速ストレージ「ハイブリッドドライブ」搭載モデルの拡充などとともに、テレビやスマートデバイスとPCを共有・連携させる「便利」「快適」「安心」をテーマにした新生活者向けのソフトウェア・機能を豊富に用意する。

“ハイブリッドドライブ”搭載のAVノートPC「dynabook Qosmio T752」、タッチ対応ノート「dynabook T642」、標準A4ノート「dynabook T552」

photo テレビチューナーを内蔵する高性能AVノートPC「dynabook Qosmio T752」

 オールインワンノートPCは、15.6型クラスに「dynabook Qosmio T752」と「dynabook T552」、14型クラスに「dynabook T642」をラインアップする。

 dynabook Qosmio T752は、上質なアルミ素材を採用したボディにデジタル放送チューナー、harman/kardonブランドのスピーカー、Blu-ray Discドライブを搭載し、AV+PCの高い性能を融合したシリーズとして展開。自社開発の高速新ストレージ「ハイブリッドドライブ」を実装したモデルもラインアップする。

 14型サイズのdynabook T642は、タッチパネルを内蔵するタッチ対応ノートPC。Core i7+8Gバイトメモリ+1TバイトHDD+Blu-ray Discなど、Windows 8ならではの機能とハイクラスな性能をまとめて導入したい層に訴求する。

 スタンダードな仕様で、同社PCの主力モデルとなるdynabook T552は、大型の画面とWindows 8のジェスチャー操作に対応した広いタッチパッドにより、Windows 8を快適に扱える性能を備える。オフィススイートをOffice Home and Business 2013に刷新するとともに、画像・映像編集ソフト「Adobe Photoshop Elements 11/Adobe Premier Elements 11」もプリインストールする上位モデルを用意した。


photophoto 14型タッチ対応ノートPC「dynabook T642」(画像=左) 15.6型スタンダードノートPC「dynabook T552」(写真=右)

長時間モバイル「dynabook R732」、コンバーチブルUltrabook「dynabook R822」、薄型Ultrabook「dynabook R632」

photo 高性能+軽量+長時間ノートPC「dynabook R732」

 モバイル対応モデルは、軽量+長時間+高性能仕様の13.3型「dynabook R732」、コンバーチブルスタイル+12.5型タッチ液晶の「dynabook R822」、重量1.12キロの軽量Ultrabook「dynabook R632」をラインアップする。

 dynabook R732は、高性能と長時間、光学ドライブ内蔵で1.38キロとする仕様により、ビジネスシーンへの活用を想定するシリーズとして展開する。上位は同社店頭モデルで唯一64ビット版Windows 8 Proをプリインストールし、ストレージもより大容量の256GバイトのSSDを採用する。一方、下位モデルはSSD並みの速度とHDDの大容量を両立する自社開発の心ストレージ「ハイブリッドドライブ」を搭載する。

 dynabook R822は、ノートPCとタブレット、用途に応じて使い方を変えられるハイブリッドUltrabookだ。前モデルと比べ、CPUやメモリ容量、無線LAN仕様を強化した。

 薄型軽量Ultrabookのdynabook R632は、2012年秋冬モデルの仕様をそのままに春商戦でも継続販売する。


photophoto コンバーチブルUltrabook「dynabook R822」(画像=左) 薄型軽量Ultrabook「dynabook R632」(画像=右)

23型の高性能テレビPC「dynabook REGZA PC D732」、21.5型のプライベート向けテレビPC「dynabook REGZA PC D712」

 デジタル放送チューナーを内蔵する液晶一体型デスクトップPCは、これまで通り23型高性能志向の「dynabook REGZA PC D732」と、21.5型でファミリー向け仕様の「dynabook REGZA PC D712」を用意する。

photophoto 23型高性能志向の「dynabook REGZA PC D732」(画像=左) 21.5型プライベートルーム向け仕様の「dynabook REGZA PC D712」(画像=右)

 dynabook REGZA PC D732は、フルHD+23型ワイドの大型ディスプレイとCore i7、8Gバイトメモリ、3TバイトHDD、今スグTV機能+3波ダブルチューナーによる、“ほぼ全部入り”仕様が特長。高性能なAV+PC仕様を望む層に向く。

 一方のdynabook REGZA PC D712は、丸みを帯びたボディや3色のカラーバリエーションにより、プライベートルーム/家族向けとして導入しやすい特長を備える。下位モデルは実売13万円前後とリーズナブルな価格帯を実現する。

ベーシックな10.1型タブレット「REGZA Tablet AT501」

photo 10.1型タブレット「REGZA Tablet AT501」

 10.1型サイズのベーシックタブレット「REGZA Tablet AT501」は、2012年夏発売のREGZA Tablet AT500よりOSをAndroid 4.1に刷新したリニューアルモデルとして展開する。

 OSと発売時実売価格(4万円台半ば)以外の基本仕様は既存モデルとほぼ同じ。Tegra 3、32Gバイトストレージ、1Gバイトメモリ、1280×900ドット表示/静電タッチパネル付きの10.1型ワイドIPS液晶、IEEE802.11b/g/n無線LANを搭載する。


スマホ連携、TV機能強化など、搭載ソフトウェアも刷新

 春の新生活需要を見込み、「PCをもっと便利に楽しく活用」をテーマにしたソフトウェアも豊富に用意した。

 まずオフィススイートは全てのシリーズで新バージョンの「Office 2013」へ刷新。Word、Excel、PowerPoint、OneNote、Outlookを包括したHome and Businessエディションを標準でインストールする。また、dynabook Qosmio T752(上位モデル)dynabook T642dynabook T552(上位モデル)dynabook R822dynabook REGZA PC D732には、高性能画像映像編集ソフト「Adobe Photoshop Elements 11」と「Adobe Premiere Elements 11」も付属する。

 テレビチューナー搭載モデルは、テレビ統合ソフトをこれまでのQosmio AV Centerからより便利にする機能を追加した「dynabook TV Center」に刷新した。

 主な強化ポイントは、東芝製テレビREGZAシリーズの色調整を行う“レグザマイスター”による色調整を本ソフトでも施した「美しい映像表現チューニング」、REGZAテレビのノウハウを活用し、REGZAシリーズと同等の使いやすさ見やすさに工夫した「新番組表」、最大20倍(従来は最大12倍)に拡張した「長時間W録画」機能、REGZA Tabletやテレビチューナー非搭載dynabookでも録画番組のネットワーク再生や番組持ち出し機能を使えるようにする「ホームネットワーク共有/レグザリンク・シェア」機能、テレビ王国サービスと連携し、スマートフォンで外出先より録画予約できる「外出先録画予約」機能、自動チャプターと自動スキップ機能を含む「録画番組簡単編集」機能など多岐に渡る。

 このほか春の新生活層/初心者・ファミリー層も安心してPCを活用できるよう、動画解説コンテンツや電話サポートなど安心のサポートコンテンツ・サービスも従来通り用意する。動画解説コンテンツ「動画で学ぶシリーズ」は、Windows 8、新Office、クラウドサービス、Skype、メールなど、全8種類を用意。電話サポート「あんしんサポート」は電話での無料サポートを何度でも受けられる。


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