「dynabook Qosmio T752」は、アルミボディにヘアラインをあしらったデザイン重視のボディを採用するデジタルチューナー搭載ノートPCだ。Core i7-3630QM(2.4GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大3.4GHz)を搭載する「T752/V8H」と、CPUを従来のCeleron B830からCore i3-3120M(2.5GHz))に強化した「T752/V4H」を用意する。出荷開始は2月15日の予定で、実売予想価格はT752/V8Hが19万円前後、T752/V4Hが14万円前後とみられる。カラーバリエーションでは、それぞれ「ライトシルバー」と「ダークシルバー」をそろえる。アイソレーションタイプのキーボードとWindows 8を意識した大サイズのクリックパッドを搭載する。
2013年春モデルでは、テレビ視聴機能を強化した「dynabook TV Center」を導入し、同社液晶テレビ「レグザ」シリーズで採用する色調整技術を導入したほか、新聞のテレビ欄に似たレイアウトで使いやすい「レグザ番組表」をPC用に移植した。PC版では、日付の切替などがマウスやキーボードで簡単にできるだけでなく、高速スクロールなどさらに快適に使えるようにしたという。また、ソフトウェアではMicrosoft Office Home and Business 2013を用意し、スマートフォンやタブレットデバイスで撮影した画像や動画をワイヤレスでPCに保存するユーティリティも標準で付属する。
T752/V8Hのハードウェア構成は、システムメモリが1600MHz動作のDDR3を標準構成で8Gバイト(4Gバイト×2)載せ、チップセットはIntel HM76 Express、グラフィックス機能はCPUに統合したIntel HD Graphics 4000を利用する。液晶ディスプレイのサイズは15.6型ワイドで解像度は1366×768ドット。本体サイズは385(幅)×252.5(奥行き)×27.7〜31.4(厚さ)ミリで、重さは約2.7キロ。
本体搭載インタフェースには4基のUSB 3.0のほかにメディアブリッジスロット、有線LAN、ヘッドフォン端子、HDMI出力を用意する。データストレージには容量1TバイトのHDD(5400rpm)にキャッシュ用の東芝製NAND型フラッシュメモリも組み合わせたハイブリッド方式を採用した。光学ドライブは、BDXL対応Blu-rayドライブを本体に内蔵する。無線接続ではIEEE802.11b/g/n準拠の無線LANとBletooth 4.0を利用できる。
本体には、地上デジタル、BS、110度CSに対応するデジタルチューナーを2基搭載。サウンド機能では、従来のdynabook Qosmio T700番台シリーズと同様にharman/kardonステレオスピーカーを本体に内蔵する。
OSは64ビット版のWindows 8を導入するほか、Microsoft Office Home & Business 2013のほかに、従来モデルで付属していたAdobe Systemsのアプリケーションが、Adobe Photoshop Elements 11、Adobe Premirer Elements 11にバージョンを上げている。
T752/V4Hでも、15.6型サイズの金属ボディは上位モデルと同じく、内蔵テレビチューナーを地デジ×1に、ストレージを750GバイトHDDという仕様は従来モデルと同じだが、すでに紹介したCPU以外にメインメモリも8Gバイトと強化した。そのほかの主要仕様はT752/V8Hと共通する。ただし、2013年春モデルでも、Adobe Photoshop Elements 11、Adobe Premirer Elements 11は標準で付属しない。
| dynabook Qosmio T752店頭モデルの概要(その1) | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD/SSD | OS | 実売価格 |
| dynabook Qosmio T752 | T752/V8H (2色) | AVノート | 基本性能強化、Office 2013 | Core i7-3630QM (2.4GHz / 最大3.4GHz) | 8GB (DDR3) | 1TB ハイブリッドドライブ | 64ビット版 Windows 8 | 19万円前後 |
| T752/V4H (2色) | AVノート | 基本性能強化、Office 2013 | Core i3-3120M (2.5GHz) | 8GB (DDR3) | 750GB HDD | 64ビット版 Windows 8 | 14万円前後 | |
| dynabook Qosmio T752店頭モデルの概要(その2) | ||||||||
| シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV/オフィス | 重量 |
| dynabook Qosmio T752 | T752/V8H (2色) | 15.6型ワイド | 1366×768 | Intel HM76 | BDXL対応 Blu-ray Disc | CPU統合 (HD Graphics 4000) | 3波デジ×2 / Office Home and Business 2013 | 約2.7キロ |
| T752/V4H (2色) | 15.6型ワイド | 1366×768 | Intel HM76 | BDXL対応 Blu-ray Disc | CPU統合 (HD Graphics 4000) | 地デジ×1 / Office Home and Business 2013 | 約2.7キロ | |
特集「Windows 8のすべて」
特集「2013年PC春モデル」
Toshiba Direct Channel
2013年PC春モデル:スマホ/テレビと便利に連携、自社開発新ストレージモデルも──東芝「dynabook」新モデル
2013年PC春モデル:標準8Gバイトメモリ+Adobeソフト付きに強化した“変形”タッチUltrabook──「dynabook R822」
2013年PC春モデル:基本性能を強化した13.3型高性能・高機能モバイルPC――「dynabook R732」
2013年PC春モデル:売れ筋のA4ノートに最新Officeを導入、基本性能も強化――「dynabook T552」
2013年PC春モデル:タッチ対応の14型スタンダードノートにCore i7モデルが登場――「dynabook T642」
2013年PC春モデル:20倍録画+今スグTVの“ほぼ全部入り”23型AVPC──「dynabook REGZA PC D732」
2013年PC春モデル:3TバイトHDD+ONKYOスピーカー、“快適”を進化させたテレビ搭載21.5型──「dynabook REGZA PC D712」
2013年タブレット春モデル:10.1時間の長時間動作、Android 4.1に進化した10.1型タブレット──「REGZA Tablet AT501」
大型クリックパッドでWindows 8も使いやすいAVノート──「dynabook Qosmio T752」
大容量でけっこう速い“ハイブリッドドライブ”とは何だ?──dynabook Satellite T772&T652で試す
東芝、1Tバイトのハイブリッドドライブを搭載したWebオリジナルノート「dynabook Satellite T772」など3製品
ウワサの変形Ultrabookが登場、もちろん全機種Windows 8に──東芝「dynabookシリーズ」新モデルCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.