ラインアップ
ハードウェア
ソフトウェア
東芝は10月19日、2012年秋冬商戦向けのdynabookシリーズ新モデルを発表。2012年10月26日より順次販売する。
秋冬モデルのテーマは「Windows 8の特長をさらに使いやすく快適に」。新OSであるWindows 8を全モデルで採用したのはもちろん、Windows 8の新ユーザーインタフェース(UI)を使いやすくするマルチタッチ対応タッチパネル、あるいは大型にしたタッチパッドを多くのモデルに採用した。
新しいUIである“Modern UI”上で動作するアプリケーションも複数用意し、さらにWindows 7までの操作に慣れていたユーザーに向け、従来のスタートボタンに変わる独自のアプリ一覧メニュー「デスクトップアプリメニュー」もプリインストールする。
変形スタイルで、タブレットにもノートPCにも。タッチ操作のシーンも多く想定するWindows 8対応PCにおいて、東芝の提案する“コンバーチブルスタイル”を体現したシリーズが「dynabook R822」である。
ボディは12.5型サイズ。スライド&チルト構造による独自のヒンジ機構を採用し、閉じるとタッチ/ペン操作のタブレット、開くとキーボード操作のノートPCとして使用できる。
なお、Ultrabookカテゴリのモデルとして展開するので、薄型・軽量・高速起動のポイントも備わる。厚さは19.9ミリ、重量は約1.49キロ、CPUは超低電圧版Core i5、ストレージは128Gバイトの高速SSD、バッテリー動作時間は6時間となる。
タッチパネル搭載モデルはスタンダードなノートPCにも採用する。新シリーズ「dynabook T642」は、14型サイズでCore i5、光学ドライブ、重量約2.2キロなど、自宅で利用する標準PCに適する仕様に、Windows 8を手軽に直感的に操作できるようタッチパネルを内蔵したモデルとして展開する。
また、キーボードには抗菌コーティングを施した「抗菌タイルキーボード」を採用。細菌増殖の機能を停止させ、清潔さを保つという。
15.6型サイズのA4オールインワンモデルには、AV機能を強化した「dynabook Qosmio T752」と主力のスタンダードモデル「dynabook T552」を用意する。
dynabook Qosmio T752はクアッドコアのCore i7-3630QM、8Gバイトのメインメモリ、BDXL対応Blu-ray Discドライブといった上位志向の仕様に加え、3波(地上デジタル/BSデジタル/110度CS)ダブルチューナーや高品位なharman/kardonブランドのスピーカーを搭載し、「PC+高機能なAV機能」を望む層に訴求する。
dynabook T552は、主力となる光学ドライブ内蔵15.6型モデルのスタンダードモデルだ。上位はクアッドコアのCore i7-3630QM、下位は低廉なCeleron B830と、ニーズや予算に応じた幅広いラインアップをそろえ、さらにルビーロゼ、プレシャスブラック、リュクスホワイト、シャンパンゴールドと豊富なカラーバリエーションも用意する。実売価格は10万円台半ばから。
東芝が得意とするモバイルノート/Ultrabookシリーズは、従来より定評のある「dynabook R732」と「dynabook R632」を継続して展開する。いずれも性能、機能、重量、サイズ感を高いレベルでバランスさせた、特に仕事道具・ビジネスマシンとして活用するための特長を取り入れている。
dynabook R732は、光学ドライブを内蔵した13.3型のボディで重量は約1.35キロ。標準電圧版のCoreプロセッサーファミリー、高速な256GバイトのSSD、無線LAN+WiMAX内蔵、そして約13時間の長時間バッテリー動作を実現する。Windows 8の上位エディションであるWindows 8 Proや、セキュリティ性をより高めた運用のためのIntel vProプロセッサー・プラットフォーム対応など、よりビジネスシーンへの導入に向くモデルも用意する。
dynabook R632は、厚さ15.9ミリ/重量約1.12キロの薄型軽量ボディながら、有線LANやアナログRGB、WiMAXも備える充実のインタフェース仕様を特長とするUltrabookのリニューアルモデル。デザインや基本プラットフォームは従来モデルの小変更にとどまるが、より低価格なCore i3搭載モデルもラインアップに加えた。
テレビ機能を訴求する液晶一体型デスクトップPCシリーズは、ハイスペック志向の23型「dynabook REGZA PC D732」とインテリアとの調和を目指した21.5型「dynabook REGZA PC D712」の2シリーズで展開する。
どちらもフルHD(1920×1080ドット)対応ディスプレイ、3波ダブルチューナー(D712/V3Gを除く)、ONKYOブランドの高品位スピーカー、BDXL対応Blu-ray DiscドライブによるハイクラスなAV連携機能を備えるのが特長。dynabook REGZA PC D732はPC起動なしにテレビ機能を起動できる「今スグTV」、長時間の地デジ番組や高画質映像も大量に録画・保存できる3Tバイトの大容量HDD、DLNAによる録画番組配信・再生ソフトウェア「RZスイート express」も搭載する。
dynabook REGZA PC D712は、21.5型サイズの省スペース性とともに、インテリアと調和しやすい豊富なカラーバリエーション(ダークグリーン/リュクスホワイト/メローボルドー)を用意する。下位モデルは12万円前後と予想される。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.