キーボード操作も、タッチ操作も両方OK。東芝が投入するUltrabook第3番目のシリーズ、それがコンバーチブルスタイルを採用した「dynabook R822」だ。
タッチ操作も想定したWindows 8の登場とともに、これまでのノートPC/キーボード入力スタイルと、新しいタブレット/タッチ操作スタイルを両立する、コンバーチブルあるいはハイブリッドといったコンセプトを取り入れたモデルが増えているが、本シリーズも同じコンセプトの“変形”Ultrabookである。
dynabook R822の可変スタイルは、スライド&チルトの独自ヒンジ機構により実現。“タブレットスタイル”からディスプレイを奥へスライドし、垂直に起こすことで“ノートPCスタイル”に変わる。また、対面した相手と情報共有しやすい、スライドしたまま使う“フラットスタイル”にもなる。
スライド&チルトのヒンジ機構はディスプレイ裏面左右のギアと左右のスライド量を同期させるリンクバーで構成され、安定したスライドアクションを実現した。ディスプレイ面には強度と耐傷性に優れる強化ガラスを採用し、付着する指紋を拭き取りやすくする耐指紋コーティングも施してある。
また、スタイラスペンをオプションで用意し、ペンによる手書き入力/操作もサポートする。写真データ整理アプリ「思い出フォトビューア」、EPUB3形式に準拠した電子写真アルバムを作成できる「MediaBook Express/Reader」、内蔵カメラを利用してエフェクト付きの動画を撮影できる「YouCam」など、Windows 8のModern UI上で動作するWindows ストアアプリも標準で用意する。
ラインアップはR822/T8GSの1モデル。発売は2012年10月26日。価格はオープン、実売価格は15万円前後と予想される。
主な仕様は、Core i5-3317U(1.7GHz/最大2.6GHz)+Intel HM76 Expressチップセットの組み合わせに、4Gバイトのメインメモリ(DDR3-1600×1、交換不可)、128GバイトのSSD、1366×768ドット表示で静電タッチパネル付きの12.5型ワイド液晶ディスプレイを搭載する。光学ドライブは非搭載、グラフィックスはCPU統合のIntel HD Graphics 4000を使用する。
通信機能はIEEE802.11b/g/n準拠の無線LANとBluetooth 4.0で、有線LANポートは非搭載。USB 3.0×2、HDMI出力×1、マイク/ヘッドフォン入出力×1(3.5ミリ)、有効300万画素リアカメラ/同100万画素インカメラ、SDメモリーカードスロットなどのインタフェースを実装する。キーボードはキーピッチ19ミリ/キーストローク1.2ミリの日本語JIS配列。キーバックライトも備える。
本体サイズは326.5(幅)×213(奥行き)×19.9(高さ)ミリ、重量は1.49キロ。OSは64ビット版Window 8。Office Home and Business 2010、Adobe Photoshop Elements 10、Adobe Premiere Elements 10をプリインストールする。
dynabook R822店頭モデルの概要(その1) | ||||||||
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シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD/SSD | OS | 実売価格 |
dynabook R822 | R822/T8GS | コンバーチブル Ultrabook | 新シリーズ | Core i5-3317U (1.7GHz/最大2.6GHz) | 4GB (DDR3) | 128GB SSD | 64ビット版 Windows 8 | 15万円前後 |
dynabook R822店頭モデルの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV/オフィス | 重量 |
dynabook R822 | R822/T8GS | 12.5型ワイド (タッチパネル) | 1366×768ドット | Intel HM76 | ─ | CPU統合 (HD 4000) | ─ / Office Home and Business 2010 | 約1.49キロ |
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