REGZA/AV連携強化、すべて第3世代Core i7搭載──東芝「dynabook」、夏の新モデル2012年PC夏モデル(1/2 ページ)

» 2012年05月18日 13時00分 公開
[ITmedia]

dynabookシリーズの特徴

ラインアップ

ハードウェア

  • インテルの第3世代Coreプロセッサー・ファミリーを採用
  • 「dynabook REGZA PC D732」「dynabook Qosmio T852」「dynabook Qosmio T752」に3波ダブルチューナー内蔵
  • 「dynabook REGZA PC D732」に今スグTV機能
  • 「dynabook REGZA PC D732」にオンキヨー製スピーカー+サブウーファー
  • 「dynabook Qosmio T852」「dynabook Qosmio T752」にharman/kardonスピーカー
  • 「dynabook Qosmio T852」にグラスレス3D表示機能
  • 「dynabook T552」がデザインチェンジ、4色のカラーバリエーション
  • 「dynabook REGZA PC D732」に新タイルキーボード+マウス
  • 新省電力機能「TOSHIBA Active Display OFF」搭載

ソフトウェア

  • OSは全モデルで64ビット版Windows 7 Home Premium(SP1)を採用
  • 全モデルにOffice Home and Business 2010をプリインストール
  • REGZA連携機能「RZスイートexpress」に対応
  • Androidタブレットと連携する「Media Sync」に対応


東芝dynabookシリーズの新モデル “Ivy Bridge”世代の新CPU仕様に刷新

 東芝は5月17日、2012年夏商戦向けのdynabookシリーズ新モデルを発表。2012年5月25日より順次発売する。

 ラインアップは23型液晶一体型デスクトップPC「dynabook REGZA PC D732」、15.6型+グラスレス3DノートPC「dynabook Qosmio T852」、15.6型AVノートPC「dynabook Qosmio T752」、15.6型スタンダードノートPC「dynabook T552」の4シリーズ全7モデル(カラーバリエーション別では13モデル)。採用CPUはすべてインテルの第3世代Core i7とした。

テレビ機能ほぼ全部入り 23型サイズの地デジPC「dynabook REGZA PC」

photo dynabook REGZA PC D732

 「dynabook REGZA PC D732」は、フルHD解像度のディスプレイ、3波(地上、BS、110度CS)デジタルのダブルチューナー+ダブル長時間録画、Blu-ray Discドライブ、ONKYOスピーカーシステム、REGZAシリーズとのネットワーク連携機能など、テレビ機能ほぼ全部入りを特長とする上位液晶一体型デスクトップPCだ。ホワイト、レッド、ブラック、3色のカラーバリエーションを用意する。

 ボディデザインは前モデルより継承するが、基本システムをインテルの第3世代Coreプロセッサー・ファミリーに刷新し、PCとしての基本性能を大きく向上させている。

 主な仕様はCore i7-3610QM(2.3GHz/最大3.3GHz)+Intel HM76 Expressチップセットの組み合わせに、フルHD(1920×1080ドット)の23型ワイド液晶ディスプレイ、8Gバイトのメインメモリ、2TバイトのHDD、Blu-ray Discドライブ、3波ダブルチューナーなどを実装する。なお、上位モデルD732/T9FはWindowsの起動なしに地デジ放送をすぐ視聴できる「今スグTV」機能、ウーファー付きサウンドシステム、Adobe Photoshop Elements 10&Adobe Premiere Elements 10バンドルなどで差別化を図っている。

 発売は2012年5月25日。価格はオープン、発売時の実売価格はD732/T9Fが21万円前後、D732/T7Fが19万円台半ばと予想される。

グラスレス3D、3波チューナー内蔵のハイクラスAVノート「dynabook Qosmio T852/T752」

 15.6型サイズのハイクラスAVノート「dynabook Qosmio T852」と「同T752」は、開発コードネームでIvy Bridgeと呼ばれるインテルの新世代CPUに加え、金属の質感が美しい新デザインのボディに一新した。

photophoto dynabook Qosmio T852(写真=左) dynabook Qosmio T752(写真=右)

 シリーズで共通する主な仕様はCore i7-3610QM(2.3GHz/最大3.3GHz)+Intel HM76 Expressチップセットの組み合わせに、8Gバイトのメインメモリ、15.6型ワイドの液晶ディスプレイ、1TバイトのHDD、Blu-ray Discドライブ、3波ダブルチューナー、IEEE802.11b/g/n準拠の無線LANなど。

 T852は、ディスプレイ解像度を1920×1080ドット表示に、グラフィックスも外部GPUのGeForce GT 640Mを備え、3Dメガネなしでの3D立体視コンテンツの表示に対応する。発売時の想定実売価格は22万円前後。

 T752は、ディスプレイ解像度を1366×768ドットとし3D表示は非対応。ライトシルバー、ダークシルバー、2色のカラーバリエーションを用意する。発売時の想定実売価格は19万円前後。

主力のA4スタンダードモデル「dynabook T552」

photo dynabook T552(ルビーロゼ)

 スタンダードなA4オールインワンノート「dynabook T552」は、4色(シャンパンゴールド、ルビーロゼ、リュクスホワイト、プレシャスブラック)のカラーバリエーションとともに新ボディと新CPUで一新した。

 T552/58Fの主な仕様はCore i7-3610QM(2.3GHz/最大3.3GHz)+Intel HM76 Expressチップセット、8Gバイトのメインメモリ、1366×768ドット表示の15.6型ワイドの液晶ディスプレイ、750GバイトのHDD、Blu-ray Discドライブなどハイエンド志向の仕様となる。同シリーズはこれまで主力だったdynabook T451の後継扱いとして展開するが、これ以外のベーシックモデルは後日登場するとみられる。

 発売は2012年5月2012年5月25日。想定実売価格は16万円前後。

人物を検知して画面オフ 「TOSHIBA Active Display Off」を実装

 今回の夏モデルは、画質、音質、使いやすさ、節電性能など従来dynabookシリーズの特長に加え、先進性能の採用、キーボードの打ちやすさ、ビデオ通話、AV連携機能といったポイントも強化した。

 キーボードは、キーを分離させ入力性を向上させるタイルキーボードを前モデルで採用し、従来比で最大約1.5倍大きく、見やすくした刻印文字を採用した。Webカメラを用いたビデオ通話の利用シーンも訴求する。「Skype」ソフトをプリインストールするとともに、独自の操作ガイド「Skypeらくらくナビ」を採用。ノイズキャンセル/エコーキャンセル機能によりSkype中の会話を聞きやすくする工夫も設けた。

 AV機能は、3波ダブルチューナーを備えるテレビモデルの継続・性能強化はもちろん、テレビチューナーを搭載しないモデルにおいてもDLNAソフトウェア「RZスイート express」により家庭内ネットワーク経由で放送の視聴・録画番組の再生が行える。ほか、REGZA Tabletと無線通信でデータを同期できる「Media Sync」「Intel Pair&Share」などもプリインストールする。

 省電力化機能には「TOSHIBA Active Display Off」機能が新たに備わった。PCのWebカメラで使用者の有無を検知し、ディスプレイの電源オン/オフを自動制御するというもの。既存機能「ピークシフトコントロール」「TOSHIBA eco ユーティリティ」と併用し、利用者に大きな負担をかけずPCにおける節電利用対策が行える。

第3世代Core搭載のUltrabook、モバイルなど「夏モデル第2弾」を追加

photo Ultrabookの新シリーズ「dynabook R542」

 6月11日、Ivy Bridge世代のCPUを採用したUltrabook新シリーズを含む、夏モデル第2弾も発表。2012年6月中旬より順次販売する。

 21:9の超ワイドなディスプレイを採用する新Ultrabook「dynabook R542」、新色+新CPU+高速SSDを採用した13.3型Ultrabook「dynabook R631」、新CPU+高速SSDに刷新したリアルモバイル「dynabook R732」、ポップなデザインにフルチェンジした21.5型地デジ液晶一体型「dynabook REGZA PC D731」などを用意する。


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