dynabook Qosmio T752は、アルミボディにヘアラインをあしらった新デザインボディを採用するデジタルチューナー搭載ノートPCだ。出荷開始は5月下旬の予定で、実売予想価格は19万円前後とみられる。カラーバリエーションでは、「ライトシルバー」と「ダークシルバー」を用意する。アイソレーションタイプのキーボードとWindows 8を意識した大サイズのクリックパッドを搭載するほか、標準構成でレーザー方式のワイヤレスマウスが付属する。
システム構成では、CPUにインテルで最新の第3世代Coreプロセッサー・ファミリーに属するクアッドコアの「Core i7-3610QM」(2.3GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大3.3GHz)を搭載する。それに伴い、システムメモリも1600MHz動作のDDR3を標準構成で8Gバイト(4Gバイト×2)載せている。チップセットはIntel HM76 Expressで、グラフィックス機能はCPUに統合したIntel HD Graphics 4000を利用する。
液晶ディスプレイのサイズは15.6型ワイドで解像度は1366×768ドット。本体サイズは385(幅)×252.5(奥行き)×27.7〜31.4(厚さ)ミリで、重さは約2.7キロ。この状態でバッテリー駆動時間は約4.1時間となる。
本体搭載インタフェースには4基のUSB 3.0のほかにメディアブリッジスロット、有線LAN、ヘッドフォン端子、HDMI出力を用意する。データストレージには容量1TバイトのHDD(5400rpm)のほか、光学ドライブとして、BDXL対応Blu-rayドライブを本体に内蔵する。無線接続ではIEEE802.11b/g/n準拠の無線LANが利用できるが、上位モデルのdynabook Qosmio T852で利用できたBletooth 4.0は備えない。
本体には、地上デジタル、BS、110度CSに対応するデジタルチューナーを2基内蔵する。サウンド機能では、従来のdynabook Qosmio T700番台シリーズと同様にharman/kardonステレオスピーカーを本体に内蔵するほか、音質と音場を補正する「SRS Premium Sound 3D」技術を新規に導入した。
OSは64ビット版のWindows 7 Home Premium(SP1)を導入するほか、オフィスアプリケーションとしてMicrosoft Office Home & Business 2010(SP1)を用意する。さらに、Adobe Photoshop Elements 10、Adobe Premirer Elements 10を標準で導入する。また、有効画素100万画素のWebカメラと工場出荷状態で導入するSkypeを使いやすくするユーティリティ「Skypeらくらくナビ」も新たに用意した。
省電力機能では、従来のdynabook Qosmioシリーズで利用してきたピークシフト機能とEcoユーティリティに加えて、内蔵するWebカメラでユーザーの存在を認識して、液晶ディスプレイのオンとオフを自動で行う「TOSHIBA Active Display Off」機能を新たに導入した。
また、東芝のREGZA TabletなどのAndroidデバイスと連携するユーティリティ「Media Sync」をWebページからダウンロードして利用できる。
夏モデル第2弾として、Celeron B820を搭載するベーシックモデル「T752/T4F」も追加する。
T752/T4Fは、15.6型サイズの金属調ボディは上記上位モデルと同じく、内蔵テレビチューナーを地デジ×1に、CPUはCeleron B820、メインメモリを4Gバイト、ストレージを750GバイトHDDとした低廉志向のスペックになる。発売当初の実売価格は14万円前後と予想される。
| dynabook Qosmio T752店頭モデルの概要(その1) | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD/SSD | OS | 実売価格 |
| dynabook Qosmio T752 | T752/T8F (2色) | 2スピンドル | 新CPU、デザインチェンジ | Core i7-3610QM (2.3GHz/ 最大3.3GHz) | 8GB (DDR3) | 1TB | 64ビット版7 Home Premium (SP1) | 19万円前後 |
| T752/T4F (2色) | AVノート | 新CPU、デザインチェンジ | Celeron B820 (1.7GHz) | 4GB | 750GB HDD | 64ビット版 7 Home Premium (SP1) | 14万円前後 | |
| dynabook Qosmio T752店頭モデルの概要(その2) | ||||||||
| シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV/オフィス | 重量 |
| dynabook Qosmio T752 | T752/T8F (2色) | 15.6型ワイド | 1366×768 | Intel HM76 | Blu-ray Disc | CPU統合 | 3波デジ / Office Home and Business 2010 | 約3キロ |
| T752/T4F (2色) | 15.6型ワイド | 1366×768 | Intel HM76 | BDXL対応 Blu-ray Disc | CPU統合 (HD Graphics) | 地デジ×1 / Office Home and Business 2010 | 約2.7キロ | |
2012年PC夏モデル:超横長やIvy対応、新色などUltrabook拡充、新デザインREGZA PCも──東芝「dynabook」夏モデル第2弾
2012年PC夏モデル:REGZA/AV連携強化、すべて第3世代Core i7搭載──東芝「dynabook」、夏の新モデル
2012年PC夏モデル:第3世代のクアッドコアCore i7を搭載した液晶テレビ型PC――「dynabook REGZA PC D732」
2012年PC夏モデル:グラスレス3D対応のAVノートPCがフルモデルチェンジ――「dynabook Qosmio T852」
2012年PC夏モデル:ボディデザインとカラバリ一新、第3世代Core i7を搭載した主力A4ノート――「dynabook T552」
東芝、Web直販モデルに“Ivy Bridge”搭載ノートPCを追加
BDXLに対応、基本性能を強化したAVノートPC――「dynabook Qosmio T751/T551」
23型REGZA PC、Ultrabookなど──東芝「dynabook」シリーズ新モデル第2弾
2012年PC春モデル:相変わらず薄くて軽い──「dynabook R631」
2012年PC春モデル:23型フルHD液晶搭載、多機能なAV液晶一体型――「dynabook REGZA PC D731」
2012年PC春モデル:新世代Atomを採用した低価格ミニノート――「dynabook N301」
2012年PC春モデル:新感覚メタリックボディのグラスレス3D対応AVノート――「dynabook Qosmio T851」
2012年PC春モデル:タイルキーボードに刷新、クアッドコアCPUモデルも用意する主力ノート──「dynabook T451」
2012年PC春モデル第1弾:REGZA連携、スリムSSDノートなど、主力4シリーズを一新──東芝「dynabook」の春商戦向け新モデル
2012年PC春モデル:東芝、2万円台の薄型電子ブックリーダー──「BookPlace DB50」
2012年PC春モデル:もっと軽くなってしまった!──「dynabook R731」
2012年PC春モデル:1台3役、液晶一体型デスクトップのバリューモデル―― 「dynabook REGZA PC D711」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.