BDXLに対応、基本性能を強化したAVノートPC――「dynabook Qosmio T751/T551」2012年PC春モデル

» 2012年01月23日 13時00分 公開
[池田憲弘,ITmedia]

ストレージ容量、光学ドライブなどの基本性能を強化

photo dynabook Qosmio T751(シャイニーオーシャン)

 「dynabook Qosmio T751」は、東芝のAVノートPC「dynabook Qosmio」のミドルレンジモデルだ。2012年春モデルでは、ストレージの増量など基本性能の向上のみのマイナーチェンジとなっている。

 基本スペックは、HDD容量が750Gバイトから1Tバイト(5400rpm)に増量し、Blu-ray DiscドライブがBDXLに対応した以外は、従来モデルの仕様を引き継ぐ。搭載するCPUは、クアッドコアのCore i7-2670QM(2.2GHz/最大3.1GHz)、標準構成のメモリは8Gバイト(4Gバイト×2枚)、チップセットはIntel HM65 Expressとなる。液晶ディスプレイのサイズは15.6型ワイドで、解像度は最大で1366×768ドット。また、レグザやレグザブルーレイとの連携機能「レグザリンクシェア」に対応する。

 インタフェースは、アナログRGB出力、HDMI出力、USB 3.0、3基のUSB 2.0、ギガビットLAN、3波デジタルチューナー用アンテナ端子、SD(SDXC対応)/xD/MMC/MS Pro対応のブリッジメディアスロットを備える。無線接続はIEEE802.11b/g/nを利用でき、インテルワイヤレスディスプレイに対応する。また、従来モデルと同じく地上デジタル/BSデジタル/110度CSデジタルに対応する3波チューナーを2基内蔵する。

photophoto 春モデルから、カラーバリエーションはオーロラホワイト(写真=左)とシャイニーオーシャン(写真=右)の2色展開となる

 OSは64ビット版のWindows 7 Home Premiumで、Microsoft Office Home and Business 2010(SP1)、Photoshop Elements 9とPremiere Elements 9をプリインストールする。本体サイズは387.6(幅)×266.8(奥行き)×29.1〜34.8(厚さ)ミリ、重さは約3キロ。ボディカラーは今回のバージョンアップで、オーロラホワイトとシャイニーオーシャンの2色展開となった。

photo dynabook Qosmio T551(ベルベッティホワイト)

 CPUにCeleronを採用するdynabook Qosmioの下位モデル「dynabook Qosmio T551」は、2011年秋冬モデルは上位機種の「T6D」と下位機種の「T4D」の2機種展開だったが、2012年春モデルは下位機種の「T4D」の後継機種「T4E」1機種のみとなる。

 春モデルではCPUを強化し、Celeron B800(1.5GHz)からCeleron B815(1.6GHz)となり、T751と同様にBlu-ray DiscドライブがBDXLに対応した。デジタルチューナーは従来モデルと同様、地上デジタル対応を1基搭載する。

 基本スペックは、HDD容量が640Gバイト(5400rpm)、メモリは4Gバイト(2Gバイト×2枚)、チップセットはIntel HM65 Expressとなる。液晶ディスプレイは15.6型ワイドで、最大1366×768ドットまで対応する。また、T751と同様にレグザやレグザブルーレイとの連携機能「レグザリンクシェア」を利用できる。

 標準構成で導入するアプリケーションに、Photoshop Elements 9とPremiere Elements 9が加わったほか、オフィススイートがOffice Personal 2010からOffice Home and Business 2010 SP1となり、PowerPoint 2010などのソフトが利用できるようになった。OSは64ビット版Windows 7 Home Premiumだ。

 T551のインタフェースはT751とほぼ共通しており、アナログRGB、HDMI出力、USB 3.0、3基のUSB 2.0、1000BASE-T対応有線LAN、ブリッジメディアスロットを備え、無線接続はIEEE802.11b/g/nを利用できるが、インテルワイヤレスディスプレイには対応しない。

 本体サイズは約380.5(幅)×254.0(奥行き)×28.0〜35.6(厚さ)ミリで、重さは約3キロ。カラーバリエーションは「ベルベッティホワイト」と「ベルベッティブラック」の2色を用意する。

photophoto カラーバリエーションはベルベッティホワイト(写真=左)とベルベッティブラック(写真=右)の2色展開

 dynabook Qosmio T751/T551ともに、起動時間を短縮する「東芝高速スタート」や、電源オフの状態でも供給電源の種類を変更できる省電力機能「東芝ピークシフトコントロール」をサポートする。また、春モデルからワイヤレスレーザーマウスや付属する。

 両モデルとも、出荷開始は2012年1月下旬の予定。想定実売価格はそれぞれがdynabook Qosmio T751が19万円台半ば、dynabook Qosmio T551が14万円前後となる。

dynabook Qosmioシリーズ店頭モデルの概要(その1)
シリーズ名 モデル名 タイプ 従来比較 CPU メモリ HDD / SSD OS 実売価格
dynabook Qosmio T751 T751/T8E(2色) 2スピンドル 基本性能強化 Core i7-2670QM (2.2GHz/最大3.1GHz) 8GB (DDR3) 1TB 64ビット版7 Home Premium (SP1) 19万円前後
dynabook Qosmio T551 T551/T4E (2色) 2スピンドル 基本性能強化 Celeron B815 (1.6GHz) 4GB (DDR3) 640GB 64ビット版7 Home Premium (SP1) 14万円前後
dynabook Qosmioシリーズ店頭モデルの概要(その2)
シリーズ名 モデル名 液晶 解像度 チップセット 光学ドライブ GPU TV/オフィス 重量
dynabook Qosmio T751 T751/T8E (2色) 15.6型ワイド 1366×768 Intel HM65 Blu-ray Disc (BDXL) CPU統合 3波デジ×2 / Office Home and Business 2010 約3キロ
dynabook Qosmio T551 T551/T4E (2色) 15.6型ワイド 1366×768 Intel HM65 Blu-ray Disc (BDXL) CPU統合 地デジ / Office Home and Business 2010 (SP1) 約3キロ

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