Bitcasaの速度はPogoplug Cloudに比べるとかなり高速に見える。これはキャッシュの効果によるものと思われ、実際にBitcasa Webブラウザなどからダウンロードできるようになるにはある程度時間がかかる(システムトレイのBitcasaがしばらくWorking状態のままになる)。書き込みキャッシュに収まる範囲では10〜12Mバイト/秒程度だが、それを超えると数Mバイト程度にまで次第に落ちていく。
一方、Pogoplug Cloudは最初から300Kバイト/秒程度だった。なお、これはあくまで筆者の環境の場合であり、実際の速度については利用する環境に左右されると思われる。
Bitcasaのバックアップはミラーリングとなる。すなわち、バックアップ元のフォルダ以下のファイルが削除されればBitcasa側からも削除される。ただし、Bitcasaにはファイルバージョン管理機能があるため、日付を戻せば削除したファイルもダウンロードが可能だ。バックアップ元には明示されてはいないものの制限があり、Cドライブ全体やネットワークドライブなどはミラーリングできないようだ。
一方、Pogoplug Cloudではバックアップ元のファイルが削除されても(あるいは名前が変更されても)Pogoplug Cloud側のファイルは削除されない。こちらはネットワークドライブも対象にできる。
両者ともWebインタフェースが用意されており、基本的な使用法はどちらも大差ない。大きな違いはBitcasaのファイルバージョン管理機能で、VERSIONSから日時を選択するとその時点のファイル内容にアクセスできる。
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