「突然のラストスパート」――「BUY MORE」統合で急加速するツートップとFreeT古田雄介のアキバPickUp!(3/4 ページ)

» 2013年02月25日 11時00分 公開
[古田雄介(ぜせ)&ITmediaアキバ取材班,ITmedia]

「新しいけど古い」mini-ITXマザー「GA-E350N WIN8」が人気

ザワード「FLEX 450」

 そのほかのジャンルでも、小型系パーツの新製品は豊富だった。電源ユニットではザワードの「FLEX 450」が話題だ。FlexATXタイプながら定格450ワットで、80PLUS GOLD認証も取得しているのが特徴だ。価格は1万500円前後。本体サイズは40.5(幅)×150(奥行き)×81.5(高さ)ミリとなる。パソコンハウス東映は「FlexATX電源としては高価なモデルですが、ハイエンド志向の人に売れそうですね。12ボルト電源2系統と4つのSATA電源コネクタがあるので、構成の幅も広がります」と話していた。

 マザーボードはギガバイトの「GA-E350N WIN8」が複数のショップで注目を集めている。「AMD E-350D」をオンボードしたmini-ITXマザーで、価格は7000円弱だ。型番から推察できるとおりWindows 8に対応しているが、全体的にレガシーなインタフェースを採用しているのが特徴。基板にはDDR3-1333まで対応するメモリスロット2基とPCIスロット1基、4基のSATA 2.0ポートを備え、背面にはHDMI出力とアナログRGB出力、パラレルポートとシリアルポート、ギガビットLANを1基ずつ並べている。4基のUSB 2.0ポートと2基のPS/2ポートを用意しているのもポイントだ。

 入荷したTSUKUMO eX.は「昔ながらのパーツがWindows 8で使える素敵な仕様です。今では珍しい液体コンデンサを使っているのも懐かしさを覚えます。それでいて、騒音が大きい4センチではなく6センチファンを採用して、空気が基板に流れるようにするなど、最近の工夫も忘れていません。欲を言えば、PCI Expressカードのラインアップに穴が多かった1年半前に登場したらもっと最高でしたね」と絶賛していた。

ギガバイト「GA-E350N WIN8」(写真=左)。GA-E350N WIN8の基板。ツートップ秋葉原本店も「懐かしいながらも、E350はmini-ITXの定番なので、安定して売れそうです」と話していた(写真=中央/右)

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