Windows 8がリリースされ約半年が経過、2013年春モデルとともに、タッチ対応ノートPCのラインアップがかなり増えた。特に日本ヒューレット・パッカード(日本HP)をはじめとした海外メーカーは、比較的低価格なノートPCシリーズにもタッチ対応モデルを増やしている。
今回紹介する日本HPの「HP Pavilion TouchSmart Sleekbook 15」も5万〜7万円台と手ごろな価格で購入できる、タッチパネル付きの15.6型ワイド液晶ディスプレイを搭載したノートPCだ。
同社のタッチ対応ノートPCは「HP ENVY TouchSmart Ultrabook 4」「HP ENVY x2」などもあるが、本機はメインストリーム向け、つまり主力のPavilionシリーズに属しており、ENVYシリーズよりコストパフォーマンスを重視したモデルとなっている。
ラインアップはインテルCPU搭載モデルの「b134TU」と「b133TX」、そしてAMD APU搭載モデルとなる「b102AU」の計3モデルを用意する。b134TUとb133TXは直販サイト“HP Directplus”で、b102AUは量販店で取り扱う。今回は直販モデルの上位機種b133TXを入手したので、その実力をチェックしていこう。
本製品の名にある“Sleekbook”とは、Ultrabook並みの薄型ノートPCを指す同社独自のカテゴリだ。インテル製CPUを搭載していない、あるいはストレージがHDDのみといった理由でUltrabookの要件(休止状態からの復帰時間など)を満たさないものの、Ultrabookより安価でそれに近い性能のモデルとして訴求する狙いがある。
本体サイズは386(幅)×259(奥行き)×24〜26.5(厚さ)ミリ。Ultrabookの薄さの要件は満たしていないが、タッチパネルを内蔵する15.6型ノートPCとしては薄く仕上がっている。重量は約2.5キロと小脇に抱えて家の中で持ち運ぶくらいならば問題ない。本体のエッジ部分には曲面や斜面が多用されているため、手のひらがうまくひっかかり、心地よいフィット感をもたらしてくれる。
デザインはシンプルながら洗練された印象だ。ボディは樹脂素材なので金属のような質感はないが、天面とパームレストにはフィルム転写技術の「HP Imprint」を使っており、傷や塗装はがれが発生しにくく、見栄えのする光沢ボディに仕上がっている。ボディカラーはスパークリングブラック1色のみだ。
インタフェースはUSB 3.0を2基、USB 2.0を1基、HDMI出力、音声入出力、メディアカードスロット(SDXC対応SDメモリーカードとMMCが利用可能)、約92万画素のWebカメラ、デジタルマイクを搭載する。通信機能はギガビットLAN、IEEE802.11b/g/n準拠の無線LANとBluetooth 4.0を利用可能だ。家の中で使うには、必要十分な機能をそろえている。
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鮮やかなディスプレイでタッチ操作。高い基本性能を備えたスリムノートPC
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