「Leap Motion Controller」の可能性を考えた触れずに操作(1/3 ページ)

» 2013年08月06日 16時50分 公開
[瓜生聖,ITmedia]
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 米Leap Motionの3Dモーションコントローラー「Leap Motion Controller」の出荷が始まっている。Amazonや一部国内店舗では1万5800円〜1万7000円程度の価格がつけられているが、Leap Motionの直販サイトなら本体価格79.99USドルと送料14.99USドル、合わせて約9400円(原稿執筆時)で購入できる。

 Leap Motion Controllerは、手を使った操作に特化してはいるものの、3Dモーションコントローラーとしては安価であり、かつFRISKケース程度の小型なボディや、iPhoneを思わせるシルバーとブラックの美しいフォルムで以前から話題になっていた。このデバイスによって、ユーザーインタフェースはどのように変わるのだろうか。

触らずに操作できるLeap Motion Controllerの仕組み

Leap Motion Controller。79.99USドル

 Leap Motion Controllerは、PCとUSB 3.0/2.0で接続し、左からUSBコードが出るようにテーブルの上に配置して使用する。対応OSはWindows 7/8、Mac OS X 10.7、Ubuntu Linux 12.04LTS/13.04だ。フリスクケースと同程度のサイズで、筐体底部は滑り止めとなるゴム素材、天板部には黒いプラスチックカバーがはめられている。

 一見、単なる箱にしか見えないため、これでどうやって手や指の動きを認識するのだろう、と疑問を感じるかもしれないが、動作時に天板部をよく見ると中央、左右の3カ所にほのかに光る赤いLEDが確認できる。そのLEDの間に立体認識のため2つのレンズがあり、CMOSイメージセンサーで処理される。

 つまり、Leap Motion Controllerは上向きに設置された2台の赤外線カメラで3D撮影を行い、その画像から手や指の位置、動きを解析する、という仕組みだ。ポーズによっては指が手のひらで隠れてしまい、認識できない場合もある。特に両手の指を合わせたり、手のひらを垂直に立てたりすると指の認識は難しいようだ。

 検知できる範囲はLeap Motion Controllerを基点とした半径50センチ程度、中心角110度の空間で、手、指、ペンのようなポイントを指し示すツールを0.01ミリの精度で認識する。トラッキング速度はバランスモードで120fps(150fps)、精度重視のプレシジョンモードで60fps(80fps)、速度重視の高速モードでは214fps(295fps)だ(括弧内はUSB 3.0接続時)。

「FRISK」ケースと並べたところ。小さい(写真=左)。Leap Motion Controller本体にアクティベート用URLが書かれたシールが張られているのでアクセスする(写真=右)

アクティベート用URLから、対応するOSのインストーラーをダウンロードして実行する(画面=左)。コネクタ形状はUSB 3.0 Micro-B(写真=右)

で、Leap Motion Controllerを使うと何ができる?

 Leap Motion Controllerは既存のインタフェースを置き換えるものではない。そのため、基本的には「Leap Motion Controllerの入力に対応したアプリケーション」を用意する必要がある。Leap Motionはアプリストア「Airspace Store」を運営しており、そこからダウンロードできる。ゲームや音楽、教育ソフトなど、いろいろなジャンルのアプリがあるが、やはり空中のジェスチャで入力するため、直感的な操作ができる3Dアプリとの相性がよい。

 また、OSの操作をLeap Motion Controllerで行う「Touchless For Windows/Mac」もAirspace Storeからダウンロード可能だ。

Airspaceホーム画面。インストール済みアプリが表示される。新規にインストールする場合は左上の「Airspace Store」を選択(画面=左)。Airspace Store。原稿執筆時点で75種類のアプリが登録されている。価格は無料〜9.99USドル(画面=右)

Google Earthは設定変更だけでLeap Motion Controllerから操作可能。ツールメニューからオプションを選択(画面=左)。「ナビゲーション」タブの「マウス以外のコントローラー」にある「コントローラーを有効にする」にチェックを入れる(画面=右)

「視覚化を有効にする」にチェックを入れておくとジェスチャーがどのように認識されているのか表示される。手のひらを紙飛行機のように見立てて滑空させるイメージだ(画面=左)。大気圏外から地上近くまで降りてきたところ。思い通りの操作感を得るのは慣れが必要だが、空を駆ける爽快感はなかなかのもの(画面=右)

ドローイングソフトPainter Freestyle。ブラシの種類によっては複数の指に対応する(画面=左)。Cyber Science 3D Motion。バラバラになったパーツを元通りに組み立てるパズルを通じて頭がい骨の作りが理解できる。パーツを選択するときは指1本で指した後、親指を伸ばす(画面=右)

iPad用教育ソフトとして受賞歴もあるPowers of Minus Ten(画面=左)。人体をどんどん拡大表示していくと赤血球が流れている。最終的にはDNAレベルまで拡大可能(画面=右)

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