本機はTruNoteのほかにも、画像ファイルのサムネイル表示が可能なファイル管理ソフト「FileManager」、台形補正や映りこみ補正機能を備えたデジタルキャプチャツール「TruCapture」など便利なアプリが数多く用意されている。
特に「TruCapture」は、カメラで撮影して台形状になった画像を長方形に補正したり、映り込んだ照明を補正する機能を備えており、ホワイトボードに書かれた内容や紙資料(名刺など)のデジタル保存に便利だ。
東芝製の液晶テレビやデジタルレコーダーとの連携ツールも充実している。録画番組を見る「RZプレイヤー」、放送中の番組を見る「RZライブ」、録画番組をタブレットにコピーする「RZポーター」、REGZAシリーズのクラウドサービス「TimeOn」と連携するほか、番組表の閲覧や番組表からの録画予約、タブレットをテレビのセカンドスクリーンとして活用できる「RZ番組ナビ for Android Tablet」、録画番組スケジュールの管理や友人とお気に入りシーン情報などのメッセージ交換ができる「RZクラウド for for Android Tablet」などを用意する。
本製品は標準でカバー兼用のBluetoothキーボードが付属している点も見逃せない。本体をホールドするフレーム部分とラバー系素材のスタンドを、キーボードと合体させた構造になっており、キーボードの溝にスタンドを立てて使える。
キーボードは6段配列で、最上段にはホーム画面表示やアプリケーション切り替えのほか、設定画面表示、メディア操作、輝度/音量調整などAndroid OSを使う上で便利なキーがそろっている。キーピッチは17(縦)×17(横)ミリ、キーストロークも1.7ミリとタブレット付属のキーボードとしては十分だ。
パームレストはないがキーボードが薄いため、机などにある程度のスペースがあれば不自由はないだろう。剛性もしっかりしており、強めにタイプしても全体がたわんだり、片側が浮くことはなかった。
本体とキーボードの接続はBluetoothで行うため、初回の利用時にはペアリングが必要だ。左側面の奥に充電用のmicroUSBポートと電源スイッチ、ペアリング用ボタンが用意されている。このカバー兼用キーボードを装着した際の本体サイズは264.7(幅)×184.3(奥行き)×19.8(厚さ)ミリとなる。重量のカタログ値は約1.2キログラムだが、実測では1099グラムと少し軽かった。しっかりしたキーボードを搭載しながらうまく軽量にまとめたといえる。
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液晶画面には、電磁誘導式デジタイザーを搭載。さらに、手書きに最適化された専用のデジタイザーペンを使うことにより、まるで紙に文字を書くような自然な書き心地を再現します。クリエイティブ&AV性能を極めた、ハイエンドタブレット
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