米Dellは10月2日(現地時間)、「Venue」ブランドの下、新タブレットのラインアップを発表した。Windows 8.1搭載の8インチと11インチ、Android搭載の7インチと8インチの4モデルだ。いずれもプロセッサは米IntelのAtomだ。
Venueは、かつてAndroid搭載スマートフォンのシリーズに冠していたブランド。同社はVenueと「Streak」というブランドでAndroid搭載端末を提供していたが、昨年12月にスマートフォン市場から撤退した。Streakシリーズのタブレットも現在は販売していない。
同社は10月1日にマイケル・デル会長兼CEOによる買収・非公開化が規制当局の認可を得たと発表しており、これらのモデルの発表は再建の取り組みの一環とみられる。
Venueシリーズのラインアップは以下の通り。
モデル名 | 搭載OS | ディスプレイサイズ | 価格 |
---|---|---|---|
Venue 8 Pro | Windows 8.1 | 8インチ | 299.99ドル〜 |
Venue 11 Pro | Windows 8.1 | 11インチ | 499.99ドル〜 |
Venue 7 | Android 4.2.2 | 7インチ | 149.99ドル〜 |
Veue 8 | Android 4.2.2 | 8インチ | 179.99ドル〜 |
Venue 11 Pro以外は10月18日にDellのオンラインショップDell.comで発売する(日本で発売するかどうかは不明)。
Venue Proの2モデルは、いずれもオプションでキーボードとスタイラスを追加できる。「Office 2013 Home & Student」がプリインストールされており、オプションでDellの企業向けセキュリティサービス「Dell Enterprise Services」を利用できる。Venue 11 Proはオプションのキーボードやドックと接続することで、UltrabookやデスクトップPCのように使うことも可能だ。また、11 Proのみバッテリーが脱着できる。
機種名 | Venue 8 Pro | Venue 11 Pro |
---|---|---|
OS | Windows 8.1 | 同左 |
ディスプレイ | 8インチ WXGA(1280×800) | 10.8インチ フルHD(1920×1080) |
CPU | Atom Z3740D(1.8GHz クアッドコア) | AtomZ3770(2.4GHz クアッドコア)オプションあり |
RAM | 2Gバイト | 2Gバイト/4Gバイト |
ストレージ | 32/64Gバイト | 32/64/128/256Gバイト |
外部メモリ | microSD(最大64Gバイト) | 同左 |
メインカメラ | 500万画素 | 800万画素 |
インカメラ | 120万画素 | 200万画素 |
サイズ | 216×130×9ミリ | 280×177×10.2〜15.4ミリ(モデルによる) |
重さ | 395グラム〜 | 726グラム〜 |
バッテリー容量 | 4830mAh | 30Whr(脱着可能) |
Androidモデルは手軽に使えるタブレット、というコンセプト。7インチモデルは先日米Amazon.comが発表したKindle Fire HDの139ドルにはおよばないものの、149.99ドルからという低価格だ。
機種名 | Venue 7 | Venue 8 |
---|---|---|
OS | Android 4.2.2 | 同左 |
ディスプレイ | 7インチ WXGA(1280×800) | 10.8インチ フルHD(1920×1080) |
CPU | Atom Z2560(1.6GHz デュアルコア) | Atom Z2580(2.0GHz デュアルコア) |
RAM | 2Gバイト | 同左 |
ストレージ | 16Gバイト | 16/32Gバイト |
外部メモリ | microSD(最大32Gバイト) | 同左 |
メインカメラ | 300万画素 | 500万画素 |
インカメラ | VGA | 200万画素 |
サイズ | 193×118×9.6ミリ | 212×130×9.8ミリ |
重さ | 234グラム〜 | 292グラム〜 |
バッテリー容量 | 4100mAh | 同左 |
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.