“Ivy Bridge-E”と新デザインで生まれ変わったゲーミングデスクトップ――「HP ENVY Phoenix 810」2013年PC秋冬モデル

» 2013年10月18日 12時30分 公開
[池田憲弘,ITmedia]

最上位のPhoenixシリーズをモデルチェンジ

photo 新デザインを採用したゲーミングPC「HP ENVY Phoenix 810」

 日本ヒューレット・パッカードは10月18日、セパレート型デスクトップPCの2013年PC秋冬モデルを発表した。最上位モデルの「HP ENVY Phoenix 810」はIntel X79チップセットを搭載する上位モデル「810-190jp/CT」とIntel Z87チップセットを搭載する下位モデル「810-180jp/CT」の2モデルを発売する。

 810-190jp/CTは同社直販サイト“HP Directplus”限定で2013年11月下旬に販売を開始する予定だ。BTOカスタマイズに対応しており、標準構成価格は15万9810円(税込み、以下同)。810-180jp/CTは直販モデルと量販店モデルの両方を用意する。直販モデルは2013年10月31日に販売を開始し、標準構成価格は14万9940円だ。量販店モデルは2013年11月下旬に出荷を開始する予定で、想定実売価格は19万円前後。

 新モデルでは従来モデルからデザインを変更したのがトピックだ。赤く光る水冷クーラーを採用したゲーマー向けの派手なデザインを引き継ぎつつ、マスク部分を前方に張り出し「ゲーミングPCとしての力強さを体現した」(同社)としている。

 スペック面ではOSを64ビット版Windows 8.1に刷新したほか、グラフィックスのラインアップをGTX 700番台にし、無線通信がIEEE802.11acに対応した。810-190jp/CTについては、CPUのラインアップをSandy Bridge-E世代からIvy Bridge-E世代に更新している。また同社製ワイヤレストラックパッド「HP Z6500」がオプションで用意された。

 810-190jp/CTのCPUはCore i7-4820K(3.7GHz/最大3.9GHz)、Core i7-4930K(3.4GHz/最大3.9GHz)、Core i7-4960X(3.6GHz/最大4GHz)を選択でき、グラフィックスカードはGeForce GTX 770(グラフィックスメモリ2Gバイト)、GeForce GTX 760(グラフィックスメモリ1.5Gバイト)を搭載できる。

 810-180jp/CTの量販店モデルは、倍率アンロック版のCore i7-4770K(3.5GHz/最大3.9GHz)、16Gバイトメモリ、16GバイトSSD(キャッシュ用)+1TバイトHDD、GeForce GTX 760、Blu-ray Discドライブという構成だ。直販モデルはBTOカスタマイズに対応し、メモリは最大32Gバイトまで、ストレージは256GバイトSSDや4TバイトHDDのRAID 5構成、3波対応デジタルチューナーなども選択可能だ。

 ミニタワーモデルの「HP ENVY 700-260jp/CT」や「HP Pavilion 500」シリーズもHP ENVY Phoenix 810と同様に、グラフィックスカードのラインアップや無線LAN機能(ENVY 700のみ)が強化された。またPavilion 500シリーズはCPUが“Haswell”世代となり、チップセットもIntel H61からIntel H87(直販)/Z87(量販店)に刷新した。なお、スリムタワーモデルの「HP Pavilion Slimline 400」は夏モデルを継続販売する。

 700-260jp/CTおよび、HP Pavilion 500シリーズの直販モデル500-140jp/CTは直販限定で2013年10月31日に発売する。標準構成価格はそれぞれ8万9880円と4万9980円だ。HP Pavilion 500シリーズの量販店モデルは500-130jp(Core i3-4130搭載)、500-150jp(Core i5-4440搭載)、500-170jp(Core i7-4770搭載)の3種類を用意する。想定実売価格は7万5000円前後から。

photophoto ミニタワーモデルの「HP ENVY 700」(写真=左)「HP Pavilion 500」(写真=右)シリーズはCPUやグラフィックスカードのラインアップを刷新している
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