先々週から出回り始めたAMDの新世代GPU「Radeon R9/R7」搭載カードは順調にラインアップを増やしており、先週からはHIS製品も店頭に並ぶようになった。R9 280X搭載モデルはOCタイプの「H280XQMT3G2M」と標準クロックの「H280XQM3G2M」があり、それぞれ4万円弱と3万8000円弱の値がつけられている。
R9 270X搭載カードは、外排気クーラー「IceQ」を採用した「H270XQ2G2M」(2万5000円前後)と、内排気タイプの「IceQ X2」を載せた「H270XQMT2G2M」(2万8000円弱/OC仕様)に「H270XQM2G2M」(2万7000円弱/標準クロック)の計3種類だ。R7 260Xは「H260XQM2GD」(1万9000円弱)の1台で、R7 250と240はそれぞれメモリ容量やクーラーが異なる3種類をラインアップしている。R7 250カードの価格は1万円弱から1万2000円、R7 240は9000円弱から1万円の間だ。
R9/R7の売れ行きについて、パソコンショップ・アークは「まだ様子見な方が多いようで、目立った売れ方はしていませんね。HISのように一気にバリエーションモデルを投入してくるメーカーがちらほらあるので、冷却性やクロックなどをみて最適なものを選べる環境は整いつつあるかなと思います。まあ、本格的に売れ出すにはもうちょっとかかるかと思います」と話す。年末商戦を見据えつつ、長い目で見守っているようだ。
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