iPhotoの魅力をざっくりまとめると、以下の6点ほどになる。
9月1日以降にアクティベートしたiOS 7の端末では、iPhoto(500円)、動画編集アプリの「iMovie」(500円)、文書作成アプリの「Pages」(1000円)、表計算アプリの「Numbers」(1000円)、プレゼン作成アプリの「Keynote」(1000円)──という5本が無料でダウンロードできる。合計4000円分なわけだから、iPhone 5s/c、iPad Air/mini Retinaディスプレイを買ったら是非入手しておきたい。
iPhotoはプリインストールではないため、「App Store」アプリを開いて「おすすめ」タブの下にある「iPhoto. iMovie. GarageBand.」バナーを押してダウンロードする必要がある。ちなみにiPod touchや旧iPhone 5などでも、9月1日以降にアクティベートしていれば無料でゲットできる。
「写真」アプリは、単に1枚ずつめくって見る用途なら不便はないものの、大量の写真をさばこうとすると力不足だ。iPhotoなら、画面の左側にサムネイルが並んでいるので、目当てのものを見つけやすい。連写した複数のショットからベストな1枚を選びたいときは、サムネイルをダブルタップすれば選んでくれる。
iPhoto側で画像を削除するときちんと「写真」アプリにも反映されるし、レタッチした場合はオリジナルとは別に保存してくれる。PCに転送する前段階として、出先で写真を取り込んでホテルの空いた時間や帰宅の際に整理するといった使い方にぴったりだ。
分類機能も「写真」アプリにはない魅力。フラグ(画面下の旗)やお気に入り(画面下のハート)は、アイコンをタップするだけで設定が可能だ。例えば、ずっと保存して見返したいものはお気に入り、一時的に作業のためにマークしておくならフラグといった感じで使い分けられる
一部の写真を選択して、非表示にすることも可能。再表示する場合は、左上の「○枚の写真」部分をタップすればいい。iPhoto上だけなので、「写真」アプリを開けば見えてしまうのだが、それでも他人にiPadを渡してみてもらう際、なんとなく目に入ると気になりそうな写真を一時的に隠しておけるのはありがたい
一方でナゾ仕様なのが、「写真」では可能なアルバムの作成に対応していない点。アルバムは、PC上でフォルダを作って写真を分けるのとは異なり、オリジナルの置き場所を変えずに、選んだ写真だけを抽出表示する機能。お気に入りやフラグ、タグとそんなに変わらないわけだが、であればその辺を整理してほしかったかもCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.