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サードウェーブデジノスが3Dプリンタ販売事業を開始「日本のモノづくりを支援したい」

» 2013年12月17日 17時29分 公開
[ITmedia]
個人向け3Dプリンタ「Cube」。16万8000円

 サードウェーブデジノスは12月17日、3Dプリンタの国内販売事業を開始すると発表した。3Dプリンタ市場で44%のシェアを持つ3D Systemsの製品を取り扱う。ラインアップは、企業向けの「ProJet x60」シリーズ6モデルと、家庭向けの「CubeX」シリーズ3モデル、および「Cube」の計10モデル。価格は企業向けモデルが要問い合わせ、CubeXが41万7900円〜52万2900円、Cubeが16万8000円となっている。

 現在3Dプリンタ市場は、各国政府の後押しもあって、2014年の国内予測で200億円規模(矢野経済研究所調べ)、グローバルの調査では2021年までに1兆円(Wohlers Report調べ)に達すると見込まれる成長市場だ。同市場において3D Systemsは高いシェアと幅広い製品ラインナップを抱えるトッププレイヤーであり、かつ最古の3次元造形メーカーでもある。

 発表会に登壇したサードウェーブデジノス 3Dプリンター事業部の甲斐元浩氏は、製造業や医療、教育などさまざまな分野で注目度が高まりつつある3Dプリンタに対して、「新たな産業構造を作り出す装置、というと大げさだが、製造業の形を大きく革新していくと考えている」と期待を寄せる。

プリンタ市場予測。政府の支援や法整備、さまざまな分野での需要で同市場は急速に拡大すると見込まれている

 同氏は「サードウェーブデジノスの顧客はPCを自作したり、パワーユーザーも多い。そうした“エッジのきいた人たち”、流行を敏感に察知する顧客層と現状の(家庭向け)3Dプリンタがあっているのではないか。日本で3Dプリンタはまだ一般に広まっておらず、さらにコンシューマー市場へ普及するために、PC関連製品の流通を担うサードウェーブデジノスがリセラーと協力することで、今後の土壌作りに貢献できる」と、3D販売事業を開始した経緯を説明。PCのソリューションを持つ同社と、世界最大かつ最古参の3Dプリンタメーカーである3D Systemsとの協業により、日本のモノづくりを支援していくと抱負を語った。

 なお、3D Systemsの国内販売代理店は多いが、その多くは製造業を中心としたもので、全国に直販店(ドスパラ)を持ち、PC関連製品を取り扱うサードウェーブデジノスはやや異色ともいえる。甲斐氏はサードウェーブデジノスが、3D Systems社製品を取り扱う利点として、3Dプリンタだけでなくシステムも含むすべての環境をそろえられること、全国翌日オンラインサポート体制、グループ企業のドスパラで店頭展開(当初は6店舗)などを挙げている。

家庭向けの「CubeX Trio」は熱可塑積層型(ABS/PLA、各18色)の3Dプリンタで3色同時造形が可能なモデル。本体サイズは515(幅)×515(幅)×598(高さ)とコンパクトだで、最小積層ピッチは0.1ミリになる(写真)。企業向けのハイエンドモデル「Projet 660Pro」は粉末積層型(石こう)ながら世界唯一のフルカラー3Dプリンターだ(写真=右)

「Projet 660Pro」で出力したサンプル。かなり細かい造形を再現している(写真=左)。右からサードウェーブデジノス取締役社長の松野康雄氏、同3Dプリンター部部長の甲斐元浩氏、スリーディーシステムズ ジャパンの宇野博氏(写真=右)

そのほか展示されていたサンプル

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