冬ボで欲しいアップル製品――「iPad mini Retinaディスプレイモデル」編最新タブレットレビュー(2/2 ページ)

» 2013年12月19日 11時55分 公開
[後藤治(撮影:矢野渉),ITmedia]
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パフォーマンスと発熱:性能、熱設計ともに優秀だが、iPad Airを少し下回る

 パフォーマンステストは、Geekbench 3とPerformanceTest Mobile、3DMark(Ice Storm ExtremeのGraphics test 1/Graphics test 2/Physics testを抜粋)、PEECEKEEPERを実行した。結果を見ると、ほぼすべてのスコアでiPad Airをわずかに下回っており、同じA7チップを採用しているものの、クロック分だけ性能が低い(iPad Airは1.4GHz、iPad mini Retinaは1.3GHz)。もっとも、体感で差が分かるほどではなく、操作感はほぼ同じと考えていい。「小さくても万能」というアップルのキャッチコピー通りで、初代iPad miniから飛躍的に向上した性能も特筆すべきポイントだ。

Geekbench 3(画面=左)とPerformanceTest Mobile(画面=右)の結果

3DMark(画面=左)とPEACEKEEPER(画面=右)の結果

 一方、発熱テストはYoutube動画を30分連続再生したときのボディ背面の温度と、ベンチマークテストを30分連続実行した際の背面温度を計測した。後者のテストは、スチル製と木製のテーブルに置いた状態でそれぞれ測定、室温は25度だ。

 結果は優秀で、最も高い熱を帯びた部分も35.8度と40度を大きく下回った。タブレット製品は手で持って使用するのがほぼ前提になるためボディの発熱は気になりやすいが、長時間使用しても不快に感じることはまずないだろう。

 背面左を中心に熱を帯びる傾向はiPad Airと同じで、右利きの人(左手でiPadを持つ)は熱源から遠い部分を触ることになり、この点でも熱を感じにくい。ちなみに、一回り大きなiPad Airは熱設計に余裕があるためか、さらに優秀な結果だった。

水色がYoutube動画連続再生時、黄色が3DMark連続実行時でスチル製デスクに置いた状態、赤が3DMark連続実行時で木製テーブルに置いた状態の温度。左がiPad mini Retina、右がiPad Air

バッテリー駆動時間:1日中外で使ってもバッテリー切れの心配はなし

 バッテリー駆動時間は、画面輝度50%(自動調光オフ)、無線LANをオン/Bluetoothをオフ、WebブラウザのSafariでYouTubeのSD映像をリピート再生するという条件で実測した。結果は11時間49分と、こちらも文句なし。公称バッテリー駆動時間は、Wi-FiでのWeb/動画・音楽再生時で最大10時間、3G/LTEでのWeb使用で最大9時間だが、期待以上の結果といえる。iPad mini Retinaは、スマートフォン同様、移動中にも使えるサイズのため、ほぼ1日、バッテリー切れの心配することなく利用できるのはうれしい。

バッテリー駆動時間(Youtube動画連続再生)

まとめ:クリスマスプレゼントの筆頭候補

 Retinaディスプレイを搭載した7.9型のiPad miniディスプレイモデルは、アップルが提供するサービス面での利便性も含めて、常時持ち歩きいつでも利用できるコンテンツビューワーとしてはほぼ死角のない製品といえる。すでに初代iPad miniを持っている人は買い替えをすべきか悩ましいところだが、高精細なRetinaディスプレイ以外にも、パフォーマンス面の向上など見るべきポイントはある。

 一方、iPad AirとiPad mini Retinaで迷っている人は、通勤・通学などの移動時にどれくらい使うかを基準にするといいかもしれない。モバイルはするが使うのは主に自宅や職場という人は、画面が広く色再現性の高いiPad Airを、出張などで長時間移動するときだけでなく、毎日の通勤電車の中でもニュースのチェックや電子書籍を読みたいという人はiPad mini Retinaディスプレイモデルが向いている。

 1点、後者の用途でiPad mini Retinaの購入を考えている人は、できればWi-Fi+Cellularモデルを検討してほしい。スマホを所持しているユーザーはテザリングで十分と思いがちだが、接続の手間があるかないかは思いのほかユーザー体験の質に影響する。ランニングコストの問題はあるが、1度iPad mini RetinaのWi-Fi+Cellularモデルの便利さを体験すると、手放せなくなるはずだ。

製品名 iPad mini Retina
メーカー アップル
OS iOS 7
本体サイズ(幅×高さ×厚さ) 134.7×200×7.5ミリ
重量 331グラム(Cellularモデルは341グラム)
画面サイズ(液晶方式) 7.9型
アスペクト比 4:3
タッチパネル 静電容量式
ディスプレイ解像度 2048×1536ドット(326ppi)
CPU(2コア) A7+M7
動作周波数 1.3GHz
GPU CPU内蔵
メモリ 1GB
ストレージ 16GB/32GB/64GB/128GB
無線LAN 802.11a/b/g/n MIMO
Bluetooth Bluetooth 4.0
センサー デジタルコンパス、3軸ジャイロ、加速度、環境光
主なインタフェース ヘッドフォン(3.5mm)、Lightningコネクタ、500万画素iSightカメラ、120万画素FaceTime HDカメラ
メモリーカードスロット
スピーカー ステレオ
マイク デュアルマイク
セキュリティチップ
セキュリティロックポート
公称バッテリー駆動時間 最大10時間(Wi-FiでのWeb/動画・音楽再生時)
バッテリー仕様 23.8Wh
カラーバリエーション スペースグレイ、シルバー
オフィススイート iWork
発売日 11月17日
16GB/32GB/64GB/128GBの価格(Cellularモデル) 4万1900円(5万5800円)/5万1800円(6万5800円)/6万1800円(7万5800円)/7万1800円(8万5800円)

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