冬ボで欲しいアップル製品――「iPad Air」編最新タブレットレビュー(1/2 ページ)

» 2013年12月16日 17時00分 公開
[後藤治(撮影:矢野渉),ITmedia]
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ココが「○」
・広い色域の9.7型ディスプレイ
・薄くて軽いボディ
・iPhone/Macと連携、App Storeの豊富なアプリ
ココが「×」
・Android機より価格は高め
・これまでのケースを流用できない
・Touch IDが欲しかった

はじめに:9.7型サイズの最新iOSタブレット「iPad Air」

iPad Air

 ここでは「冬ボで欲しいアップル製品」と題し、この秋アップルが投入した新製品を複数回に渡って取り上げる。第1回は「iPad Air」だ。実機の使用感はすでに林信行氏神尾寿氏が詳細なレビューを掲載しているので、ここでは測定器やベンチマークテストによるデータを中心に紹介しよう。

 現在では当たり前のように使われているタブレット端末だが、この製品ジャンルの確立に最も貢献したのがアップルのiPadだったことは今さらいうまでもないだろう。iPad Airは2010年に登場した初代から数えて5世代目にあたる。これまでアスペクト比4:3の9.7型ディスプレイを踏襲しつつ、本体はより薄く、より軽く、画面はより美しく進化してきた。

 CPUには64ビットアーキテクチャの最新A7チップ(M7モーションコプロセッサ内蔵)を採用。CPU処理能力と描画性能を引き上げつつ、ボディは史上最薄の7.5ミリまで薄型化し、重量は前モデルよりも150グラムほど軽くなっている(Wi-Fiモデル時)。まさに“Air”の名にふさわしいモデルだ。

ボディと製品概要:9.7型で500グラムを切る薄くて軽いボディ

 ラインアップは16Gバイト/32Gバイト/64Gバイト/128Gバイトの4種類で、それぞれにWi-FiモデルとWi-Fi+Cellular(LTE)モデルの2種類を用意する。カラーバリエーションは、iPhone 5Sで採用したスペースグレイとシルバーとの2色展開だ。

本体サイズは約169.5(幅)×240(高さ)×7.5(厚さ)ミリ。カラーバリエーションは2色で、iPhone 5sと同じスペースグレイとシルバーの2色になった

薄型化されたボディは“Air”の名にふさわしい仕上がり。エッジのカットが美しい(写真=左)。従来モデル(右)と比較すると、iPad Air(左)は額縁が狭く、しゅっとしている(写真=右)

解像度は2048×1536ドット(264ppi)の「Retinaディスプレイ」。軽量化したため片手で持つのもそれほど負担ではなく、画面への没入感も増している。ちなみに写真はシルバーモデル

本体上面/下面

本体左側面/右側面

液晶ディスプレイ:高精細かつ色再現性の高いディスプレイ

マイクロスコープによるパネル表面の拡大写真。iPad Airの画素密度は約264ppiだ

 iPad Airは、前述の通り2048×1536ドット表示に対応したIPS駆動方式のパネルを採用する。7.9型のiPad miniと解像度は同じだが、画面サイズが広いため、写真や雑誌、映画などを見るのに向いている。額縁が狭くなったことで、画面への没入感が増しているのもポイントだ。軽量化されたとはいえ、電車の中で立ったまま長時間片手で持つのはやや辛いが、ソファでゆったりとくつろぎながらメディアコンテンツを視聴するといったシーンにぴったりだ。

 測色器を用いて測定した結果では、色温度は6937Kで、sRGBの6500Kよりもやや高い結果になっている。色温度上ではやや青みがかった白だが、目視ではすっきとした白という印象だ。また、ガンマカーブの補正結果は、RGB各色の入力と出力の関係がほぼ1:1でリニアな線を描いている。階調再現性も非常に優秀といっていいだろう。従来モデル(第4世代iPad)と比べても大きく改善されているのが分かる。

エックスライトのカラーマネジメントツール「i1Pro」を用いて、計測結果から抜き出したガンマ補正カーブ。左がiPad Air、右が第4世代iPad(

色域をsRGB(薄いグレーで重ねた部分)と比較。左がiPad Air、右が第4世代iPadのもの。sRGB相当の広い色域を持ち、第4世代と比べてさらに広がっているのが分かる

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