東芝、業界最大の5TバイトHDDを製品化

» 2014年02月13日 22時37分 公開
[ITmedia]
2月中旬より5Tバイトのニアライン向けHDDのサンプル出荷を開始する

 東芝セミコンダクター&ストレージは2月13日、データセンターや大型サーバ向けHDDとして、業界最大容量(ヘリウムガス充填型以外のニアライン向けHDD商品)の5Tバイトを実現したHDDを発表、2月中旬よりサンプル出荷を開始する。ラインアップはSASインタフェースを採用する「MG04SCA」と、SATAインタフェース「MG04ACA」の2シリーズ。容量は2Tバイト〜5Tバイトまで、各4モデルを用意する。主にB to BまたはOEM向けで、一般量販店での販売の予定はない。

 1Tバイトプラッタで最大5Tバイトの大容量を実現したHDD。高記録密度化により、従来モデル(MG03SCA400、MG03ACA400)に比べ、データ転送速度が24%高速化し、エネルギー消費効率も約20%向上したという。このほか、廃棄する際にデータを消去する「Sanitize Device Feature set」を搭載するほか、オプションで電源遮断時にキャッシュ内の(未記録の)データを磁気記録メディアに書き込む機能も搭載できる。

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