ストレージは元の構成通りだ。「予算に余裕があればSSDを256Gバイトにして、より高速な環境を目指すというのもありですけど、128GバイトSSDと2TバイトHDDでちょうどバランスはとれていると思います」という。SSDはCFD販売の「CSSD-S6T128NHG6Q」で、税込み価格は1万1286円。HDDはウェスタンデジタルの「WD Green WD20EZRX」で、8316円となる。
OSも「DSP版Windows 8.1(64ビット版)」のままだ。ハイエンドだからといって「8.1 Pro」のグレードを上げる必要はないと石井さんはいう。「パッと思いつく限り、この構成でProにする汎用的なメリットはリモートデスクトップのホストになるくらいしかないですかね。それで5000円くらいアップするなら、ノーマル8.1でいいかなと。Windows 7でいうところの、UltimateがProで、Professinalがノーマルという感じですから」。
メモリはDDR3-1600 8Gバイト×2枚を理想としつつも、予算を考えて4Gバイト×2枚のままとした。「自作で予算が厳しいときは、CPUやマザー、電源ユニットなどの増設や換装が面倒なものを優先して選ぶのがいいんですよね。メモリは後から簡単に増設できるので、将来に託す余地を残すことにします」。ただし、品質重視でブランドはセンチュリーマイクロとした。税込み価格は1万2366円だ。
さて、最後に残したCPUは残りの予算で決めたい。これまでの合計金額は13万3866円で、16万円に収めるなら残りは2万6134円。ただし、Z87M GAMINGもCPUとセットで買うと1500円安くなるセールを実施しているため、適用すると2万7634円となる。この予算だと、Core i5の最上位「Core i5-4670K」が最上位だ。単体の税込み価格は2万5704円。マザーとのセット割引きで2万5164円となる。最上位の「Core i7-4770K」は単体3万6795円で、セット割引きにより3万6180円となる。予算があと1万円あれば(例えば“16万円台”という縛りなら)手が届いたが、ここは仕方ない。
ダメ出し後の最終構成は以下の通り。
ダメ出し後の価格表 | ||
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パーツ | 型番 | 価格 |
CPU | ★インテル「Core i5-4670K」 | 2万5164円 |
マザーボード | MSI「Z87M GAMING」(Z87チップセット搭載) | 1万6838円 |
メモリ | ★センチュリーマイクロ「CAK4GX2D3U1600H/HYN」(DDR3-1600 4Gバイト×2枚) | 1万2366円 |
グラフィックスカード | ★ASUSTeK「R9280X-DC2T-3GD5」(Radeon R9 280X搭載) | 3万7778円 |
HDD | ウェスタンデジタル「WD Green WD20EZRX」(2Tバイト) | 8316円 |
SSD | CFD販売「CSSD-S6T128NHG6Q」(128Gバイト) | 1万1286円 |
PCケース | ★コルセア「Obsidian 350D」 | 1万2482円 |
電源 | ★コルセア「HX650」(定格650ワット/セミプラグイン) | 1万4894円 |
CPUクーラー | ★ザルマン「CNPS9900 MAX」 | 5122円 |
OS | マイクロソフト「DSP版Windows8.1 64bit」 | 1万3284円 |
★印が変更したパーツ。4月中旬時点のTSUKUMO eX.での税込み価格を採用している |
最終的な合計金額は15万7530円。細部までこだわりが張り巡らされた構成になったと思う。計算機片手にギリギリまで構成を調整してくれた石井さんに感謝!
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