8万円で組みたい! ライトユースでさくさく動くMicro ATXマシンショップのダメ出し!(1/4 ページ)

» 2014年04月23日 09時00分 公開
[古田雄介,ITmedia]

8万円あればOS込みで“ちょうどいいマシン”が作れるぞ

 ライトユースでそこそこのマシンを自作したいと考えているなら、注目したいのはMicro ATXだ。ATXよりもひと回り小さいケースが選べるうえ、mini-ITX環境ほどの制約がなく、主流どころの電源ユニットやドライブ、拡張カードなどがだいたい組み込める。

 そのうえ、拡張性も一定のレベルで確保できるので、将来ハイエンド構成にグレードアップする計画も立てられる。大サイズと小サイズの極限のメリットは捨てねばならないが、それ以外は丸々楽しめるのがMicro ATXなのだ。

 そこで今回はMicro ATXという縛りをつけて、予算8万円のマシン構成を考えてみた。あまりヘビーなゲームや高負荷な作業はしない使い方で、とにかくサクサク動くのがコンセプトのマシンだ。

構成表
パーツ 型番 価格
CPU AMD「A10-7700K」 1万9418円
マザーボード ASRock「FM2A88M-HD+」(A88Xチップセット搭載) 8208円
メモリ コルセア「CML8GX3M2A2133C11B」(DDR3-2133 4Gバイト×2枚) 1万1124円
グラフィックスカード なし 0円
HDD なし 0円
SSD CFD販売「CSSD-S6T128NHG6Q」(128Gバイト) 1万1286円
PCケース BitFenix「PRODIGY-M」 1万265円
電源 コルセア「CX430M CP-9020058-JP」(定格430ワット/セミプラグイン) 5748円
OS マイクロソフト「DSP版Windows8.1 64bit」 1万3284円
価格は2014年4月中旬のTSUKUMOオンラインストアを参考にしている

 合計金額は税込み7万9333円。内蔵グラフィックスの優秀なAPU「A10-7700K」を採用することで、グラフィックスカードを省いた。また、サクサク環境を実現するためにブートドライブを高速SSDにするのは外せないので、HDDは将来の増設ということで見送っている。ケースはmini-ITX用の「PRODIGY」と同じ外形と外観を持つ「PRODIGY-M」で、できる限りコンパクトにした。電源ユニットもセミプラグインタイプとし、余計なケーブルがエアフローをじゃましないように考えている。

 この構成をブラッシュアップしてもらうべく、乗り込んだのはTSUKUMO eXだ。

中央通りに建つTSUKUMO eX.の黒いビル。2014年4月中旬に取材した。紹介する価格も取材時のものだ

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