8万円で組みたい! ライトユースでさくさく動くMicro ATXマシンショップのダメ出し!(2/4 ページ)

» 2014年04月23日 09時00分 公開
[古田雄介,ITmedia]

あえて超こだわりモードでダメ出し!

構成表をチェックする石井さん

 ダメ出ししてもらうのは、ヒートシンクマニアを自称する気鋭のスタッフ、石井さん。構成表を渡すと、視線が紙面に釘付けになりじっと動かなくなった。思考をフル回転させてさまざまなパーツの組み合わせを巡らせるPCパーツショップスタッフ特有の状態だ。何度経験してもピリッと緊張する。

 しばらくして、石井さんは「センスのある構成です。特に穴はないですね。……CPUクーラーをリテールのままにしている以外は」とつぶやいた。そこには、このままの構成でも問題ないけれど、「ダメ出し」を実施するために“あえて”主観も織り交ぜたこだわりを表に出していくという意志が込められている。そして「個人的な意見ですけど、せっかく自作なんだから、いじれるところはいじったほうがいいと思うんですよ。そのうえで予算内に収まるようにがんばってみます」。

Sharkoon「SHA-MA-W1000」。電源ベイは上部にある

 最初に手をつけたのはPCケースだ。「PRODIGY-Mは見た目がよくて拡張性も高いですが、マザーボードを反転して取り付けるので、組み立て方が少し特殊になるんですよね。あまり慣れていない人でも導入しやすいほうがいいと思うので、ノーマルな作りで組みやすいものにします」ということで、選んだのはSharkoonの「SHA-MA-W1000」。フロントに14センチファンを搭載したMicro ATX対応のミニタワーケースで、左側面は透明アクリルパネルを採用している。価格は税込み6151円だ。

 土台が決まったところで、次は基幹部分であるCPUとマザーボードを決める。プラットフォーム自体は元のFM2+を踏襲。割安さに加えて、扱いやすさも考慮したという。「FM2+はCPU側にピンがついていますが、LGA 1150のソケット側についているピンと比べて硬くて曲がりにくいんです。ソケット側のピン折れを心配しなくていいですし」。

ASUSTeK「A88XM-PLUS」

 その流れで、マザーボードはASUSTeKの「A88XM-PLUS」とした。「ハードウェアの品質自体は今はどこのメーカーも十分高いですけど、日本語マニュアルの完成度の高さでASUSTeKを選びます。過去の実績もあって国内のサポート体制も強いですからね」と理由を挙げる。同社のA88X搭載のMicro ATXマザーとしては下位に「A88XM-A」もあるが、2000円弱の価格差から、高機能を優先した。税込み価格は1万1808円。

 CPU(APU)は「A10-7700K」のままだ。「3Dゲームをバリバリやりたいならグラフィックスカードが必要です。しかしライトユースなら内蔵グラフィックスで十分。価格と性能のバランスも取れていますからね」と構成表にうなずく。

 なお、店頭ではマザーボードとのセット購入でCPU(APU)が割り引きになるセールを日常的に実施している。取材時のセールを適用することにより、税込み1万9418円が1万7280円に下がった。「マザーボードとCPUが自由に組み合わせられるセット値引きは、ネット販売だとなかなかないですが、アキバだと他店さんも含めよくありますからね。ぜひ活用してください」。

Aシリーズの価格表。Kaveri上位の「A10-7850K」ほどの性能は必要ないと判断した(写真=左)。マザーと同時購入でCPU(APU)が割り引きとなる(写真=右)

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